石見空港ターミナルビル株式会社(島根県)
今回は、島根県益田市の萩・石見空港の施設管理運営を行っているカンパニー「石見空港ターミナルビル株式会社」が登場。
2016年に萩・石見空港の知名度アップを狙い始めたのが、なんと広大な敷地を利用した「養蜂場」!そこで作った「空港はちみつ」は2017年に日本はちみつマイスター協会のコンテスト「ハニー・オブ・ザ・イヤー」で最優秀賞を獲得!現在もオンラインショップでは数分で完売するという「空港はちみつ」の人気と味、さらには空港での養蜂の驚きの真実がありました!
その後も「空港はちみつ入り」タルトやラスクなど人気商品を生み出すカンパニーが行う、アジア初の「空港はちみつビジネス」のそ~だったのかに迫ります!
空港ビルの管理運営を行うカンパニー。空港の知名度向上と利用促進のために、5年前、アジアで初めて空港の敷地を活用した「ミツバチプロジェクト」をスタートさせました。萩・石見空港は現在、東京便が1日2往復のみ。便数が少ないことで、バードストライクなど航空機に与える影響が少ないため、この養蜂ビジネスが可能となったのです。さらに、石見地方は江戸時代から養蜂が盛んな地域で、空港周辺の広大な敷地には蜜源となる栗や桜・菜の花などが豊富に育っているんです。そんな自然環境でできたハチミツは、2017年のハニー・オブ・ザ・イヤー最優秀賞・来場者特別賞を受賞。毎年、販売開始日には行列ができ、オンラインストアは数分で売り切れる人気商品となっているんです。
カンパニーのミツバチプロジェクトでは、空港スタッフだけでなく、地域のスタッフ11人がサポートしています。地域の特産品をつくるため、高校生に養蜂作業を教えてもらいながら、苦労の末に「空港はちみつ」が完成しました。そのおいしいハチミツを使ったお菓子を商品化したいと依頼してきたのが、「どじょう掬いまんじゅう」でお馴染みの中浦食品。できたばかりのハチミツを食べた担当者から相談があり、すぐに商品化となったのです。お菓子は、タルト・ラスク・ミルフィーユ・ラングドシャの4種類。初めて店頭に出した時には予想を超える売れ行きで、生産が間に合わないほどに。地元の企業の協力で「空港はちみつ」は地域の新しい特産品となったのです。