有限会社 坂根屋(島根県)
今回のそ~だったのかンパニーは地元産あずきにこだわる島根県出雲市の和菓子カンパニー「坂根屋」が登場。明治5年に創業した老舗和菓子メーカー「坂根屋」は2005年から地元出雲産のあずきを使った和菓子づくりを行うため、積極的に小豆農家への生産指導や買取に取り組んでいる。実はこのカンパニーのあずきへのこだわりが出雲大社周辺の町に大きな変化をもたらしたというが…、それは一体?出雲大社周辺の町に賑わいを取り戻したカンパニーの取り組みを大公開します。出雲産あずきを使ったぜんざいを食べた八嶋は「んー美味しい!豆の味がしっかりする!豆を食べていると実感できる」と大満足の様子。そんな出雲のご当地グルメとして人気のぜんざい、実は出雲発祥だった!八嶋が「わーおもしろい!」と興奮した古い文書に残された記述とは?お菓子を通じて人と人をつなぎたい!出雲愛に満ちた老舗和菓子店のそ~だったのか!に迫ります。
地元の小豆をつかって和菓子をつくる老舗カンパニー、坂根屋。実は出雲はぜんざい発祥の地といわれているんです。そこでカンパニーは出雲産の小豆ともち米をつかったぜんざいをつくったのです。縁結びをイメージした紅白のお餅は「出雲ぜんざい」の基準となりました。その後、ご当地グルメとしてカンパニー以外の飲食店もつくりはじめ、今では22店舗にまで広がったのです。最近ではスナック菓子などのコラボ商品として認知されるまでに。そして観光客が減少していた出雲大社にも人の流れをつくり、さらなるにぎわいをもたらしているのです。
常に新しいお菓子づくりを目指しているカンパニーにはある思いがあります。それが人と人をつなぐお菓子。出雲地方に昔から根付いている、会話をしながら和菓子を楽しむ文化を大切にしているんです。そんな和菓子の楽しみ方ができる場所を増やすためにカンパニーは和菓子カフェをオープンしました。
そのカフェで開催されているのが「小豆サミット」!小豆サミットとは出雲産小豆の産地を拡大する交流会のこと。出雲と京都の小豆農家が小豆畑を視察した後にカフェにぜんざいを食べにくるんです。お菓子を通して、人と人をつなぐ。カンパニーのカフェはまさに縁結びスポットとなったのかもしれません。