プロバスケットボールチーム誕生への一大プロジェクト

２０１０年に誕生した島根県内唯一のプロスポーツチーム「島根スサノオマジック」。チームの誕生には、県民を巻き込んだ一大プロジェクトがあったのです。かつて島根県はバスケットボール王国と呼ばれていた地域。そんな歴史のある地域にプロチームをつくりたいと設立した有志の会が、署名活動や試合開催地の確保に駆け回りました。しかし、チーム立ち上げに十分な資金が集まらなかったのです。そこで企画したのが「１万本シュートプロジェクト」。商業施設やスポーツ施設をまわり、町の人たちに実際に１万本のシュートを決めてもらうことで、チーム誕生への期待を高めていったのです。このイベントをきっかけにスポンサーが数多く集まり、２０１０年にｂｊリーグへの参入が決定。現在のＢリーグが発足した次の年にはＢ２からＢ１へと昇格し、ついに日本トップリーグまで上り詰めたのです。