SUKIMONO株式会社(島根県)
今回は、島根出張SP!
八嶋さんと枡田さんがスタジオを飛び出して島根県へ!
島根県江津市で建築デザインや設計・施工をはじめ、家具や生地製品など、様々な事業を行っている「SUKIMONO」。古民家や、空き店舗などを再生するリノベーションが好評で、廃棄されそうな柱や家具などを生まれ変わらせる「アップサイクル」を積極的に取り入れています。
さらに、有福温泉に去年5月、リノベーションしたホテルをオープン!衰退する温泉街を活性化させようと、奮闘するカンパニーに迫る!
住宅や店舗などの建築デザイン・設計・施工を行うカンパニー。建築デザインだけでなく、オーダーメード家具やワークウェアなどの布製品もつくっています。中でも力を入れているのが、古い建物や空き家などのリノベーション。3年前に建てたカンパニーの事務所も、石州瓦の製造工場を利用しているのです。カンパニーのものづくりは、本来、廃棄されるものに新たな付加価値をつける「アップサイクル」の考えが基本となっています。その中で特にこだわっているのが、地域資源を使うこと。倉庫の中に、地元の古民家を解体した時に出てきた材木や家具などを保管して、いつでも使えるようにしているのです。創業以来、地元産以外の材料を使わないと決めているカンパニー。そこには、地域らしさ・この土地らしさを出すことで、県外などから来た人に「この町は何か違う!」と感動してもらいたいという思いがあるのです。
江津市の北部にある有福温泉。昭和初期には、宿が約20軒あったといわれるこの場所も、2013年の豪雨災害などもあり、3軒にまで減少しました。そんな温泉街に、カンパニーが去年の7月にオープンしたのが、廃業した宿をリノベーションした宿泊施設。部屋のつくりにもこだわりがあり、カンパニーがつくった家具だけでなく、石州瓦メーカーがつくった浴室タイルなど、島根県内でモノづくりをしている会社の製品を採用。県内の職人・生産者のショールームになるような宿をつくることで、宿泊者に地域・職人・生産者のことを知って価値を感じてもらい、生産者・職人にその価値を届けられるような仕組みができればと思っているのです。