株式会社 ミライエ(島根県)
今回は島根県でご当地カンパニーを聞き込み!
1972年創業の出雲市で浅漬けの漬物をメインに製造するカンパニー「けんちゃん漬」。他の漬物メーカーでは使用しないようなアスパラや長ネギなどの珍しい漬物が特徴。その漬物のアイデアは、農家さんとのコミュニケーションから生まれたものだった!また広島県や関東圏でも販売を拡大し、売り上げのなんと4割を占めるまでに。県外販売の成功の秘訣とは?
牧場や養鶏場などの堆肥化を中心としたリサイクル設備のプラントメーカー「ミライエ」。独自に開発した脱臭システムに使っているのはなんとガラス!その驚きの脱臭能力とは?さらに廃棄が大きな課題となっているあの設備を活用して新たな脱臭事業もスタート!
松江市で堆肥化装置などの開発・設計をする「ミライエ」。カンパニーが2018年に開発したのは、廃棄されたガラスを使った脱臭装置。小さい穴が無数にあいた多孔質ガラスに、においを分解する微生物を定着させることで脱臭できるというのです。この多孔質ガラスを使った脱臭技術は、もともと鳥取県の中小家畜試験場が基礎研究をしていたもの。カンパニーは、その技術を生かした装置を開発したのですが、実用化させることが一番難しかったのです。大きな装置の中で、微生物の活動に必要な水をどのタイミングでどれだけの量をあげればよいのかなどを何度も実験してもらう場所を探す必要があったのです。約3年かけて開発に成功した脱臭装置は現在、廃棄された太陽光パネルのガラスも使用でき、環境にやさしいと話題になっているのです。