そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

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今週の紹介カンパニー
紹介企業

やさか村ワタブンアートファブリック

【所在地】島根県浜田市弥栄町

やさか村ワタブンアートファブリック(島根県)

今回は、島根県浜田市で浴用タオルを作るカンパニー「やさか村ワタブンアートファブリック」が登場。天然保湿成分が含まれた絹糸の一部「キビソ」を素材として浴用タオルを作っているカンパニー。累計で1万枚以上売れている人気商品!元々は、京都の老舗西陣織メーカーの島根工場だったカンパニー。着物市場の縮小のため、当時工場長だった河野さんは、工場ならではのオリジナル製品を作って、なんとか売り上げを回復しようとして、キビソを使用した浴用タオルを開発。いざ販売!というところで突然の工場閉鎖宣告。そんな時、ある出来事をきっかけに工場を本社から独立させ、タオル製造工場として復活!一体、どのようにして工場は復活し、タオルは人気となったのか?

そーだったのかポイント1

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西陣織の技術を生かした浴用タオル

日本が誇る伝統的工芸品・西陣織の技術を生かした浴用タオル。高級ながらも1万枚以上が既に販売されているタオルをつくっているのは、島根県にある「やさか村ワタブンアートファブリック」。1978年に京都の大手西陣織メーカーの島根工場としてスタートし、帯の生地を製造していました。ところが、着物の生産量は年々減少。工場独自で帯のほかにつくれるものがないかと考えていました。その時、見つけたのが「キビソ」。カイコが吐き出す糸の最初の部分で、繭の外側を覆うキビソは硬さと太さが不安定なことから、それまでは取り除かれていました。しかし、キビソには天然の保湿成分セリシンが豊富に含まれていることを知ったカンパニーは、キビソを使った浴用タオルを開発。2011年、販売開始したのです。

そーだったのかポイント2

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工場閉鎖の危機から一転!運命を変えた出来事

自信を持って販売開始したキビソを使った浴用タオル。その直後、カンパニーが宣告されたのは工場閉鎖でした。在庫分のタオルの販売は京都の本社に任せ、工場の完全閉鎖に向け、後片付けをしていました。そんな時、カンパニーの浴用タオルが全国ネットのテレビ番組で取り上げられたのです。番組の影響で突如、京都の本社に驚異の1万件もの問い合わせが殺到!キビソの浴用タオルの製造方法を知るのは島根工場だけ。そこで、工場再開に向け、建物と織り機はそのまま利用できるよう本社と交渉、キビソの仕入れも協力してもらえるように依頼しました。2013年、独立を果たし、カンパニーを設立。工場再開後も浴用タオルの良さが口コミで広がり、これまでに累計1万枚以上が販売されているのです。

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