そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 熟豊ファーム

【所在地】島根県雲南市大東町

株式会社 熟豊ファーム(島根県)

今回は出産経験のある「経産牛」と呼ばれる、役目を終えた母牛をブランド牛に変身させる島根県の牧場カンパニー「熟豊ファーム」が登場!経産牛はその硬い肉質からミンチやペットフードに加工されることも。一方で、カンパニーで育った経産牛は肉付きも良く、赤身・脂身ともにきれいな色になり、等級評価でAランクを獲得することも!秘密は地元の〇〇を使った独自のエサにあった?さらにカンパニーの牛肉を高く評価したのはヨーロッパだった!フランスでは赤身が好まれることやそのサステナブルな取り組みが話題に。今回は島根県から世界に羽ばたく牧場カンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

役目を終えた母牛がブランド牛に変身

全国でも珍しい経産牛の肥育を行う「熟豊ファーム」。出産経験のある「経産牛」は、役目を終えると、固い肉質から、ミンチやペットフードに加工されることが一般的。そこでカンパニーは、太らないよう粗食で育てられた経産牛を肉付きよく肥育させるために、ワラに栄養分を含ませた独自のエサを開発。重要な栄養素であるビタミンは地元のトウモロコシ、タンパク質は食品工場で出た食品ロスや副産物を使ったのです。このワラのエサで体内の栄養バランスを整えた後、独自配合の飼料で育てると、500kgだった牛が800kgにまで成長。肉付きも良く、赤身・脂身ともにきれいな色に仕上がり、Bランクだった等級評価もAランクを獲得。市場でうわさとなり、徐々に飲食店などで取り扱われるようになりました。

そーだったのかポイント2

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海外で称賛の経産牛!サステナブルな取り組み

カンパニーは2020年から経産牛の輸出を開始。日本ではサシがたくさん入った霜降り肉の人気が高いのですが、フランスでは赤身が好まれ、そのうま味が濃いとされる経産牛は日常的に食べられています。カンパニーの経産牛は、赤身のうま味もありつつ、和牛ならではのサシが程よく入っているため、ヨーロッパでも高い評価を得たのです。さらに、海外で高評価を受ける要素がサステナブルな取り組み。地元で出る食品廃棄物を使ったエサづくりがフードロスの減少につながり、環境にやさしいと評価されているのです。また、動物福祉の考え方に沿った飼育環境への取り組みでも評価。通常、牛の肥育はひと部屋に3~4頭入れて育てることが多い中、カンパニーは牛にストレスをかけないよう2頭のみで飼育しているのです。輸出を開始して4年、カンパニーの経産牛は現在20カ国以上、年間約600頭を輸出されているのです。

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