そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

KASAGI wool textiles(カサギウールテキスタイルズ)

【所在地】島根県大田市山口町

KASAGI wool textiles(カサギウールテキスタイルズ)(島根県)

今回は世界に認められた島根県の羊毛カンパニー「カサギウールテキスタイルズ」が登場!国産羊毛が減少する中で、羊毛に魅了された1人の女性が立ち上がった。三瓶山の麓で羊の飼育をスタート。タンパク質が豊富な独自のエサ作りや、田んぼに放牧するなど羊たちが安心して暮らせる環境を整えることで質の良い羊毛を生産。すると、カンパニーの羊毛はファッション大国フランスで注目を浴びることに。今回は、羊の幸せを1番に考える、国産羊毛カンパニーのそ~だったのか!に迫ります!

そーだったのかポイント1

放送内容写真

ヒツジを飼育して国産羊毛を生産

島根県大田市の山間で羊を飼い、羊毛を生産している「カサギウールテキスタイルズ」の代表・笠木真衣さん。2019年、島根県の観光施設から4頭のヒツジを譲り受け、初めての飼育に挑戦。ヒツジのエサは地域の方々が持ってきてくれた草や野菜の切れ端を食べさせることから始めました。さらに、ヒツジの健康を守るため獣医に相談し、タンパク質を含むトウモロコシ・大豆・大麦などで、独自配合のエサをつくったのです。また、毛の質を向上させるため、ヒツジをストレスなく育てようと、田んぼでの放牧を開始。すると、ヒツジたちはまるで草刈り機をかけたように草を食べてくれ、近所の人たちからも田んぼでの放牧を頼まれたのです。その後、次々に赤ちゃんが誕生し、今では20頭を超えるヒツジを飼育するまでに拡大したのです。

そーだったのかポイント2

放送内容写真

上質な羊毛は海外でも称賛

春になると、ヒツジは毛刈りの季節を迎えます。刈り上げられた毛は1頭あたり約3キロ。通常なら、この段階で出荷されることが多いのですが、カンパニーでは手洗いにこだわり、ぬるま湯で少しずつ時間をかけて丁寧に油や汚れを落としていくのです。そんな羊毛で織られた生地はふんわり柔らかく、しっとりとした上質なものに。手応えを感じた真衣さんは、国内最高峰の「ジャパンテキスタイルコンテスト」に応募すると、グランプリを受賞。さらに、パリで開催される世界最高峰の国際テキスタイル見本市「プルミエールビジョン」に、2年連続で出展を果たしたのです。その後、カンパニーは国内の繊維会社に依頼して、羊毛を使ったカーペットや靴下を開発。貴重な国産ウール商品としてその存在が注目され始めているのです。

あなたの町のご当地かンパニー大募集!