大ピンチで行った改革で人気獲得！

大人気の回転寿司店を現在、鳥取県に５軒、島根県に１軒運営しているカンパニー。1979年に創業し、山陰地方で先駆けて始めた「くるくる寿司」は、当時珍しかったことで人気となり、徐々に店舗を拡大。「すし弁慶」「北海道」という名でグループ展開を行ってきました。しかし2008年、全国展開する大手回転寿司チェーンが鳥取に進出。１皿100円をウリにした戦略の影響を受け、売り上げは大きく落ち込んでしまいました。そこで、打開策として考えたのが、境港市で水揚げされる魚を中心とした地元の新鮮な食材に力を入れること。地の利を生かした仕入れによって新鮮さを武器に、お客さんの目の前で魚をさばくサービスもスタート。ただ、それまでよりも食材にかかるコストがかかるため、お寿司の値段は高めとなりましたが、その分ネタを大きくする事で、お客さんが得られる満足感を増やすことを目指したのです。地元山陰の回転寿司を打ち出した戦略により、県外からお客さんも増え、徐々にその人気を回復させたのです。