サントリープロダクツ 株式会社 天然水 奥大山ブナの森工場(鳥取県)
今回は鳥取県でご当地カンパニーを聞き込み!ミネラルウォーターで日本一の販売数を誇る「サントリー天然水」を製造する「サントリープロダクツ」。鳥取県日野郡江府町にある奥大山ブナの森工場では奥大山の自然で育まれた天然水を製造。日本全国にある候補地の中で、この地が製造拠点に選ばれた理由とは?さらにテレビ初!天然水の製造現場へ潜入!その驚きの製造方法とは?また品質の管理に欠かせないある試験を八嶋さんも体験!※サントリープロダクツの本社は東京都
販売数日本一のミネラルウォーターをつくる「サントリープロダクツ」。現在、カンパニーの天然水工場は日本に4カ所あり、その一つが大山の南側・奥大山エリアの標高730m地点に2008年オープンした「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」なのです。奥大山に工場を建てた理由は、この地域には年間200日ほど雨や雪が降ることで豊富な地下水があり、西日本最大規模のブナの森が残されていたことでした。ブナの木は1本で年間8トンもの水をため込むともいわれていて、この地に降った雨や雪はブナの木を中心とした森から地下へと染み込み、約20年かけて天然水になるのです。地下から汲み上げられた天然水は、ろ過・殺菌された後、外の空気に一切触れることなくペットボトルへ。カンパニーの工場では現在、2リットルボトルで1日約50万本の天然水をつくっているのです。
おいしい天然水を未来に引き継ぐため、カンパニーが定期的に行っているのが奥大山の森を守る活動。植物の種類や生育状況を見て、森全体の健康状態をチェックしたり、川の源流の水量を見ることで、水の流れに大きな変化がないかチェックしたりしているのです。さらに、森の中で最も重要なのが「土」の確認。土がやわらかくてフカフカの状態にすることで、雨をたくさん受け止めてくれ、地下にゆっくり染み込み地下水となるのです。カンパニーは工場ができる1年前から、林業・自治体・専門家などの協力を得て森の整備活動を行い、天然水を育むための森の環境づくりをしているのです。