そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

有限会社 万年筆博士

【所在地】鳥取県鳥取市栄町

有限会社 万年筆博士(鳥取県)

今回は1934年創業、オーダーメイドの万年筆カンパニー「万年筆博士」が登場。筆記用具の多様化やワープロの普及で万年筆が売れなくなり廃業の危機に。しかし、このままでは終われないとオーダーメイドの万年筆づくりをスタート。使う人にピッタリの万年筆をつくるために、医者さながらにお客さん打合せを重ね、筆跡カルテを作成。1本10万円から70万円を超えるものもある中で注文は絶えず、今では納品まで1年半ほどかかる人気ぶり。その名は日本にとどまらず世界へ!今回は逆境に負けず世界に認められる万年筆カンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

完全カスタムメードの万年筆

1934年創業の万年筆メーカー「万年筆博士」。当時、万年筆は家内制手工業が主流で、職人たちが一つ一つ手づくり。しかし、1950年代に入ると、大量生産の波が万年筆業界に押し寄せました。さらに、1970年代には筆記具が多様化、1980年代にはワープロの普及が進み、万年筆そのものが売れなくなる時代に突入。カンパニーも廃業を余儀なくされていました。しかし、万年筆専門店としてこのままでは終われないと、カスタムメード万年筆づくりに乗り出すことに。大量生産を行う大手メーカーでは、1本のために生産ラインを動かすにはリスクがありますが、自分たちなら対応でき、それが売りになると考えたのです。カンパニーが目指したのは、手にした瞬間から何十年も使い込んだかのように馴染む書き心地。その理想を実現するため、新たな挑戦が始まりました。

そーだったのかポイント2

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医者さながらの筆跡カルテ

装飾や見た目だけでなく、その人にぴったり合う万年筆をつくり上げるカスタムメード。その実現のために、カンパニーは医師さながらにお客さんと丁寧に打ち合わせを重ね、筆跡カルテを作成。実際に名前や住所を書いてもらい、筆圧・書く速さ・紙を置く位置や机に置く腕の角度まで細かく記録。そのカルテをもとに、ペンの長さやペン軸の重心を調整。そして、お客さんに合わせたペン先にするため、研磨で仕上げます。こうして、見た目だけでなく、書き味をその人に合わせた、世界に1本だけの万年筆が完成。その価格は1本10万円から70万円を超えるものも。それでも注文は後を絶たず、納品までは1年半が当たり前。その評判は今や日本国内にとどまらず、海外へと広がり続けているのです。

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