株式会社 田中青果(山口県)
Vegetrip(ベジトリップ)
今回は、山口県岩国市で50年以上にわたり、果物・野菜の仲卸売業を営むカンパニー「株式会社田中青果」が登場。
毎日、大量の果実や野菜が集まる市場で、どうしても出てしまう「訳アリ商品」。熟れ過ぎたメロン、皮に傷が入ったミカンなど、これまでは値引きするか廃棄していました。そんな「訳アリ商品」を活用して、カンパニー直営のお店経営に乗り出したのが田中青果の社長夫人。そして「訳アリ商品」を使って生み出したのはジュースや豪華すぎるスムージー。これがSNS映えすると地元の人や観光客にウケ、大人気に!
今回は経営素人の社長夫人が、お店をどうやって作ったのか、そしてSNS映え人気商品開発のそ~だったのかに迫ります!
岩国市地方卸売市場で野菜や果物の卸売を行うカンパニー。毎日のように出る訳あり商品を廃棄するか値段を下げて販売していました。この訳あり商品を使ってジュースのお店をやってみたいと思った田中社長の奥さん。最初に目をつけたのは、コールドプレスジュースでした。お店を出すために何が必要なのかを調べようと、広島市内でコールドプレスジュースを販売するお店を一軒一軒訪ね歩いたのです。そこで偶然出会った飲食店プロデューサーのサポートのもと、2016年にジュース専門店「ベジトリップ」をオープンさせたのです。しかし、売れ行きが好調だったのは初めの半年間のみ…。そこで、開発したのが、SNS映えを意識した豪華なトッピングのデザートスムージー。SNSを中心に話題となり、人気が広がっていったのです。
山口県のブランド商品を企画する地域商社から、おつまみになるドライ野菜の開発を依頼された田中さん。以前、岩国市のおつまみ商品開発プロジェクト「つまんでちょんまげ」で、ドライ野菜に挑戦したことがあり、それをみた担当者が新たな商品開発を依頼してきたのです。今回は栄養士の奥原さんに、野菜の栄養素のことはもちろん、調理の仕方や味付けなどで協力してもらい、約10種類の野菜・果物を使ってお酒に合うおつまみを試作。今年の春に発売予定のドライ野菜。どんな商品になるのか、乞うご期待!