長州産業 株式会社(山口県)
今回は、山口県山陽小野田市で太陽光パネルの製造販売をするカンパニー「長州産業株式会社」が登場。元々、太陽熱温水器の製造会社として創業、1990年代から太陽光パネルの取り扱いを始め、現在では住宅用太陽光パネル販売の国内シェア4位まで成長してきました。そんなカンパニーが始めたのが「ソラトモサービス」。なんと太陽光パネルの設置費用無料で、しかも設置から20年後には譲渡されるというもの。このサービスの背景にあるカンパニーの狙いとは?
さらに、カンパニーが3年前に始めたのは、なぜか「お酒造り」!
そこにはそ~だったのか!な秘密が!?
住宅用太陽光パネルの販売で国内シェア4位のカンパニーが2018年から始めたのは、太陽光パネルの設置費用をお客さんの代わりに負担する「ソラトモサービス」。お客さんは太陽光パネルで発電した電気の利用料としてカンパニーにサービス料を支払い、カンパニーはそのサービス料で初期設置費用を回収するのです。さらに、このサービス料は一般的な電力料金より安く設定されているうえに、設置から20年(住宅用は10年)を経過すれば太陽光パネルはお客さんに譲渡するというもの。このソラトモサービス、2021年度の導入件数はすでに前の年を上回るハイペースで増加中。環境にやさしいサービスとして今後も増えていきそうです。
カンパニーが3年前から始めた新しい事業は日本酒製造。太陽光パネル以外でも地域に貢献したいと思っていたカンパニーが、150年続いた酒蔵をなくしてはいけないと、お酒づくりを始めたのです。現場の責任者として、全国でも数十人ほどしかいない女性杜氏を三重県から呼び、新しい酒蔵の設計段階から参加してもらったのです。地域に溶け込む酒蔵を目指し、2018年、カンパニーの子会社として「長州酒造」を設立。地域の人も歓迎し、酒蔵のスタッフとして協力。2020年11月、初めてのお酒「天美」が完成したのです。