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ブルーウェーブテクノロジーズ 株式会社
【所在地】山口県宇部市あすとぴあ
ブルーウェーブテクノロジーズ 株式会社(山口県)
今回は、山口県宇部市のユニークＬＥＤ照明器具カンパニー「ブルーウェーブテクノロジーズ」が登場。住宅やイルミネーションなどに欠かせないＬＥＤ照明器具の開発・製造を行うカンパニーですが、実はＬＥＤは農業や漁業など様々な産業でも使われます。それらの器具を発注者が必要とするカタチにカスタマイズして作る、いわゆる特注製造を得意とするカンパニーは、国内では珍しい一貫型工場を持っているのです。今回はあかりで社会にアプローチするカンパニーのそ～だったのかに迫ります。
評価されるＬＥＤ照明器具の特注品
ＬＥＤ照明器具の開発と製造を行っているカンパニー。２０１４年に一貫製造工場を設立して、ホテルや病院・美術館で使用する小さな照明器具の製造を始めたものの、知名度が低かったため、しばらく赤字経営が続いていました。そんな中で一筋の光となったのは、国内では珍しい自社工場を持つカンパニーへ、変わった形や特殊な場所に取り付ける「特注品」のオーダーの増加。そこで役に立ったのは放熱技術でした。当時、カンパニーは検査システムなどを整えていたことから「不良品解析」の依頼も多く、その原因でもある放熱技術の解析を行うことで、技術やノウハウを蓄積したのです。特注品の開発・製造依頼は年々増え続け、現在、カンパニーの売り上げの半分以上を占めるようになったのです。
様々な産業で活躍するＬＥＤ照明
カンパニーが３年前、福岡県の漁業用水中灯メーカーの依頼で開発したのは、漁業でも役立つＬＥＤ照明器具。光を照らすことでホタルイカを集め、効率よく捕ることができるのです。また、カンパニーの技術は農業でも役立っています。２０１６年に山口大学発のベンチャー企業と共同開発したのは、植物の成長に欠かせない自然光を補うためのＬＥＤ照明。天候に左右されないため、年中安定供給することが可能。さらに当てる光の色を変えることによって植物が本来持っている実力を引き出し、短期間で効率よく栽培することができるのです。農業用ＬＥＤ照明は少しずつ全国の農場で採用され始めているのです。
