そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

安藤建設 株式会社

【所在地】山口県長門市東深川

安藤建設 株式会社(山口県)

今回はトラフグの陸上養殖に挑戦する山口県の土木・建築カンパニー「安藤建設」が登場!大手百貨店や料亭でも高く評価されているカンパニーのトラフグ。山口県で天然のトラフグの取り扱い量が減少する中で、地元の名産品を守るために、自社で養殖場を建設し、陸上養殖をスタート。しかし、飼育開始から1年後、大量のトラフグが死んでしまうという大事件が。一体なぜ?今回は多くの困難を乗り越えて“至高の味”に辿りついた、トラフグの陸上養殖カンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

トラフグの陸上養殖に挑んだ建設会社

日本海に面した長門市で1927年に創業した「安藤建設」。高度成長期にインフラ整備で順調な経営を続けていましたが、日本近海で水産資源が減少していた1980年代後半、次の時代を見据え、魚の陸上養殖事業に挑戦しました。陸上養殖は天候に左右されず安定した出荷が可能な一方、莫大な設備投資が必要。建設会社であるカンパニーは自社で養殖場を建設し、まずはヒラメの陸上養殖を始めました。しかし、出荷直前、ほとんどのヒラメが死んでしまったのです。その原因が過密養殖だったことを突き止め、水槽内の魚の数を適正に調整したことで、年間6万匹の出荷を実現。この成功を機に、養殖事業部を発足し、トラフグの陸上養殖に挑戦したのです。

そーだったのかポイント2

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トラフグの意外な習性で起きた問題と対策

長門の隣に位置する下関では、天然物トラフグの取引量が1987年をピークに減少。カンパニーは山口県の名産品を守るため、2005年、トラフグの陸上養殖を開始しました。しかし、飼育開始から1年後、突如、大量のトラフグが死んでしまったのです。実はトラフグには前を泳ぐ仲間のしっぽを噛む習性があり、傷口から細菌が入ることで病気に。その対策として行う「歯切り」という作業に問題があったのです。「歯切り」は手作業で行う重労働。年に何度も行うその負担を軽減しようと、歯を深く切りすぎたことで口が化膿し、そこから細菌が入っていたのです。そこで、歯切りの回数を増やし、浅く切ることで化膿を防ぐことに。さらに、水温が上昇する夏は細菌が繁殖するため、夏場の歯切りを中止したことで、年間約8万匹の安定した出荷を実現させたのです。

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