11.05.04(水)  本をたくさん読みましょう!


5日は「こどもの日」です。

よくこどもたちから
「将来気象予報士になりたいんですが、どうすればいいですか?」と聞かれることがあります。
私は必ずこう答えます

本をたくさん読みなさい!
そして、頭の中でいろんなイメージを思い浮かべるようにしなさい… と答えることにしています。

私たち気象予報士は1枚の天気図を見ながら、
平面だけでなく立体的にいろいろなことをイメージしていきます。
青空や星空の様子、太陽、雲の量や動き、雨や雪、そして時に台風や雷…
それをいろいろ組み合わせながら独自の天気予報や
皆さんに解りやすく伝える解説を考えていくのです。
もちろん、見る天気図は1枚だけではありません。
時に10枚以上の天気図を見てイメージをふくらませていきます。

また、お天気は日々の生活や暮らし、
そして政治や経済、いろいろな職業、スポーツなどなど、いろいろな分野と関連しています。
いろんなイメージを思い浮かべることは、
さまざまな場面でより正確な予報や解説を伝えることにつながると思っています。
(実は、これができない予報士が残念ながら増えてきているのです…)

もちろん、イメージを思い浮かべるのは他の職業でも同じ。
石井さん、深井さん、今からでも遅くありませんよ!
みなさんも、たくさん本を読んでいろいろなイメージを思い浮かべてくださいね!
(やまもとたけひろ)

   
Link