19.07.01(月)  ある「方程式」・・・


広島県では、昨日・今日と心配されていた「大雨」にはならずにすみましたが、
梅雨前線に近い九州中・南部や四国地方では「大雨」になってしまったところもありました。

言い訳するわけではありませんが、
梅雨前線の位置によって、大雨の範囲が非常にデリケートに変わってしまいます。
広島県が今回大雨から免れたのも、「紙一重」状態だったと思ってほしいと思います。

さて、本題・・・
おととい(29日)沖縄地方の「梅雨明け」が発表されました。
沖縄地方の梅雨明けは、ある大きな意味を含んでいます。

沖縄地方が梅雨明けしたということは、
梅雨の主役・梅雨前線が沖縄より北に停滞することが多くなったということ、
つまり、西日本上空に停滞して、西日本が大雨シーズンに入ったということです。
去年の西日本豪雨も、沖縄の梅雨明け後に発生してしまいました。

「沖縄梅雨明け」「西日本大雨シーズン」
という方程式が成り立ちます。

今週も気持ちを引きしめて過ごしましょう。

気象予報士 山本 剛弘

   
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