13.06.03(月)  乾いて!!


まずは頭の体操から。

A.湿度30%で 気温10度 
B.湿度70%で 気温30度

AとBの状態では、どちらが洗濯物がよく乾くでしょうか?
洗濯物を乾かす力は、その時の天気に大きく左右されますよね。
雨が降り、湿度が高く、気温が低い日は、なかなか乾きません。

Aは、空気はかなり乾いているけど、気温が低め。
Bは、空気はやや湿っているけど、気温は高め。
ヒント!Aは冬の代表的な状態、Bは夏の代表的な状態、
と思ってください。



さて、正解は、Bの方が良く乾きます。
表現を変えると、Bの方が「洗濯物を乾かす力が強い」ということです。

その理由を詳しく書くと「気象講座」になってしまって、
頭が痛くなりますのでやめておきますが、
要するに単に「空気が乾いていれば洗濯物が良く乾く」わけではない、ということです。
多少空気が湿っていても、気温が高ければ、洗濯物を乾かす力が強いということです。
冬は空気がかなり乾燥していますが、気温が低い分、なかなか乾きませんよね・・・。
気温が高いほど、「乾かす力」があるのです。

一番良く乾く条件は
湿度が低く、気温が高く、適度な風があり、さらに陽射しがあればなお良し!
というところでしょう。
やむを得ず室内で干すときも、
室内をなるべくこの状態に近づけるといいですね(難しいけど・・・)。


最後に、気温が低くても大丈夫!「究極の乾かし方」を紹介。
まず洗濯物を、氷点下30度以下に急速に凍らせます。
凍ったら、硬いもので洗濯物を叩きます。
そうすると、あれあれ、氷が落ちて水分が抜けて「乾きます」。
実際にシベリアの極寒の地では、この方法が利用されているとか・・・。

                             (やまもとたけひろ)

   
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