これを書いている時間(10日木曜20時40分頃)、広島県南部でも冷たい雨が降っています。
また降り始めと同時に気温が一気に下がり始めました。
雪がふっている山間部では少しずつ雪が積もり始めています…

気圧の谷の接近通過に伴い、西日本の南岸に低気圧が発生。
11日金曜朝にかけて南岸を通過します。
春の早い時期であるこの時期、
日本の南岸を進む低気圧を“南岸低気圧”といい、
東に日本から西日本の普段あまり雪が降らない太平洋側に雪を降らせます。
低気圧からの湿った空気が寒気にぶつかるからです。

この低気圧は進路、発達などの予測がむずかしい上に、
どこを進んでいくかによって、
雪になったり、雨になったり、降らなかったり…
そして気温も含め予想が非常にむずかしいのです…

今回ですが、金曜朝にかけて天気がぐずつきます。
北部や内陸部では雪。沿岸部や島しょ部でも雪のところが多いかな？
ということで、金曜朝にかけて広い範囲で積もるおそれがあります！

(今、雨やみぞれのところも夜遅くか未明に雪に変わるところが多いです)
積もる雪の量も予想がむずかしいですが…
積雪量(金曜朝までの多いところ)
北部･内陸部５～15センチ　沿岸部５センチ前後
他で“大雪、大雪”と騒いでいるようなところもありますが、
そこまでは積もらないかなぁ…　とは思っているのですが…

積雪、凍結による道路の凍結に注意！
また南岸低気圧で降る雪は水分を含んだ重い雪のことが多いです。
ビニールハウスや樹木などが倒壊するおそれも(雪下ろししていない家なども!?)
７日に雪下ろしをしていたと思われる年配の男性が転落して亡くなられているという悲惨な事故がありました。
また雪で家が押しつぶされたと言うニュースも…
雪の降り方には注意が必要です！


そして！　金曜日中は雪がいったん小康状態になります。
が…　
金曜夜から土曜日中にかけ北部や西部を中心にまとまった雪のおそれがあります！


日本の南岸を通過した低気圧が東日本の太平洋沖で発達し、気圧配置が冬型に。
それに伴い上空に非常に強い寒気が入ります。
特に金曜夜遅くから土曜日中にかけぶち強い寒気を伴う低気圧が山陰沖を通過しそう…

金曜夜から12日土曜日中にかけて北部や内陸部を中心にまとまった積雪。
特に山間部では大雪になり、
芸北の多いところで2メートル前後、備北の多いところで150センチを超える積雪になるところも…
また沿岸部でも夜以降雪が舞いやすく、土曜あさは西部など一部でちょっと積もるかも…
引き続き
積雪、凍結による道路のスリップに注意！
また寒気伴う低気圧通過時には北部を中心に大気の状態が非常に不安定になります。
強風・波浪、突風、落雷、なだれなどには十分注意!!

なお日曜～月曜前半はいったん雪が小康状態になりますが、
月曜後半から火曜にかけてはまた強い寒気が…

今後の情報に注意してください。
またいろいろな人に教えてあげてくださいね…
(hadaken)