あれから25年「今も続く祈り」6・29豪雨災害の被災地で追悼のサイレン

6/29(土) 18:03

県内で32人が犠牲となった「6・29豪雨災害」からきょうで25年。甚大な被害が出た広島市佐伯区の河内地区では記憶の継承を誓う追悼のサイレンが鳴り響きました。

【サイレン】
広島市佐伯区河内地区ではきょう午後3時前、災害の犠牲者を悼むサイレンが鳴り響きました。

当初、23日に、追悼行事を予定していましたがこの日は、大雨警報が発令され中止したということです。

今から25年前の1999年6月29日、広島市西部を中心に大雨による土砂災害が発生し死者・行方不明者は32人に上り、中でも河内地区では10人もの尊い命が失われました。

【河内地区自主防災会連合会・西田勝幸会長】
「災害に遭われた方の思いを後世にずっと引き継いで伝えていきたい」

地区では、独自に雨量を確認して住民に早期の避難を促したり避難訓練を行うなどの防災活動を継続することにしています。