海上自衛隊・幹部候補生学校で卒業式 部隊から選抜のベテラン60人 「最も過酷な4カ月だった」

7/1(月) 19:05

広島県江田島市の海上自衛隊・幹部候補生学校で1日、幹部予定者課程の卒業式が行われ、60人が新たな一歩を踏み出しました。

海上自衛隊幹部候補生学校で行われた卒業式には幹部予定者課程を修了した卒業生60人が出席し、渡邊 浩 校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。

幹部予定者課程はこれまでに自衛官としての実務経験があり、部隊から選抜されたベテラン隊員が対象の課程で、およそ4カ月の間、現場指揮や戦術立案を学んだ学生は幹部自衛官として再び各部隊に所属します。

式では酒井 良 海上幕僚長が「これまでに培った知識や技能を活かし術科のスペシャリストとして活躍してほしい」と卒業生たちに訓示しました。

【幹部予定者課程 卒業生 真部 ひとみ 3等海尉】
「今までの自衛官生活の中で最も心身ともに過酷な4カ月間でした。あきらめない心、精神力が身についたと感じている」

【幹部予定者課程 卒業生 有井 武志・3等海尉】
「今までに培ってきた知識・経験とリーダーシップをもって、部隊に貢献していきたい」