広島でも新紙幣を金融機関に引き渡し 20年ぶりにデザイン一新し3日発行

7/3(水) 11:10

およそ20年ぶりにデザインを一新した3種類の紙幣が3日、発行され、広島でも金融機関への引き渡しが行われました。

描かれる人物やデザインが20年ぶりに変更された「新紙幣」。
広島市中区の日本銀行広島支店では、担当者が新しい紙幣の枚数を確認した後、銀行などの金融機関へ引き渡しました。

これによって、準備の整った金融機関の窓口やATMで順次、新しい紙幣を入手することができます。
今回新たに発行されたのは1万円札、5千円札、千円札の3種類で、1万円札の肖像は福沢諭吉から実業家の渋沢栄一に変更。
新紙幣にはより偽造されにくいように最新の偽造防止技術を採用したほか、誰もが使いやすいお札を目指し、様々な工夫が施されています。

また、この度、新たに採用された「3Dホログラム」はお札を傾けると、肖像が動いて見える仕組みで紙幣に導入されるのは世界で初めての試みです。

【日銀広島支店・中村武史支店長】
「本日、新しい日本銀行券の発行開始を迎えることができたが、日本銀行広島支店としては新券の円滑な流通に向けて今後とも万全を期す」