「きれいなお札だ」新紙幣を手にした広島の人の反応 3Dホログラムなど最新技術盛り込む

7/3(水) 18:36

描かれる人物やデザインが20年ぶりに一新された「新紙幣」。
発行初日の広島の人々を「ツイセキ」しました。

【銀行の担当者】「ご確認ください」
【客】「ありがとうございます」

3日発行された1万円札、5千円札、千円札の真新しい紙幣。

【客】「きれいなお札だと思います」

早速、広島県内でも「新紙幣」が使えるようになりました。
描かれる人物やデザインが変更されるのは2004年以来、実に20年ぶり。
1万円が渋沢栄一、5千円が津田梅子、千円が北里柴三郎です。

日本銀行広島支店では3日朝、担当者が新しい紙幣の束を丁寧に数えた後、およそ456億円分が銀行などの金融機関に引き渡されていきました。

【日本銀行広島支店・中村武史支店長】
「日本銀行広島支店としましては新券の円滑な流通に向けて今後とも万全を期す」

今回、20年ぶりにリニューアルされた最も大きな狙いは「偽造防止」です。
新しい技術が「3Dホログラム」。
傾けると肖像が動いて見える仕組みで、紙幣への導入は世界で初めてです。
また、額面の数字を従来より大きくするなど年齢、国籍を問わず一目でわかるよう工夫しました。

【日本銀行広島支店・中村武史支店長】
「お金は皆さんに安心して使ってもらえることが大前提です。そうした形での役割を果たせるような新しいデザインの銀行券」

午後、広島市内の金融機関には早速「新紙幣」を手にしようと両替に訪れる人の姿がありました。

【久保田記者】
「ありがとうございます」

間近で見てみると、高い精度の技術がまだまだ詰まっていました。

【久保田千晶】
「ひっくり返してみましょう。後ろの絵もとても細かい描写ですね」

【両替に訪れた客は】
「狙ってきましたので新し物好きですから。思ったより混みあっていなかったですね。もっと混みあうかと思いました」

広島でも新たに流通が始まった20年ぶりの「新紙幣」。
皆さんの手元にはいつやってくるでしょうか。

(スタジオ)
スタジオに「新紙幣」を用意しました。
私の手元には1000円札と5000円札があります。ホログラムがそれぞれお札で位置が違います。首が動くような感じです。
木村さんいかがですか?

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
「私は最初に思ったのが数字が大きく表示されてるところです。自分はよく海外に行った時に両替しますが、海外の方向けに近づいてるのかなと感じました」

インバウンドの人も増えていますから使いやすくなればいいですね。