広島県内5月の有効求人倍率「1.43倍」 2カ月連続で低下

7/4(木) 12:15

仕事を求める人1人に対していくつの仕事があるかを示す今年5月の有効求人倍率は、広島県内で「1.43倍」となり前の月からわずかに低下しました。

広島労働局によりますと、県内の5月の有効求人倍率は「1.43倍」で、前の月を0.06ポイント下回り、2カ月連続の低下となりました。

有効求人数は前の月より0.9%減少し6万5114人と、3か月連続で減少しています。
新規の求人の数を産業別にみると、情報通信業や医療・福祉など4つの業種で去年の同じ時期より増加した一方、生活関連サービス・娯楽業や宿泊・飲食業など7つの業種で減少となりました。

広島労働局は雇用情勢について、「人手不足を背景に求人が求職を上回って推移しているが、持ち直しの動きに弱さがみられる」として、「物価上昇などが雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」と分析しています。