パリ五輪 女子100mハードル 福部真子選手が地元で最終調整「自分の中で大きいのは広島の人たち」

7/12(金) 17:28

陸上競技の話題です。パリオリンピック、女子100mハードルに出場する広島出身の福部真子選手が、東広島市の広島大学で練習を報道公開しました。

【福部 真子 選手】
「自分の中ではものすごく大きな部分を占めているのが、広島の方々。本当にそういう場所で自分がオリンピックを目指せたこと自体ありがたいことだし、恵まれているなと思っているので、しっかり生かすことができて、形にすることができて良かったです」

普段から練習の拠点にしている広島大学のグラウンドで午前10時から行われた12日の練習。

福部選手は今シーズンの課題だったというスタート練習に多くの時間を費やし入念に確認を行いました。

【福部 真子 選手】
「やっぱりスタートがあまり今シーズンはまっていないので、立ち上がりがもう少し速くならないともう一段階トップスピードに入っていくところがうまくつながってこないと思っているので、スタートから3台目のハードルまではきちっとタイムを出しつつ、安定することが必要だと思っています」

日本選手権の前にも取り入れていた通常よりも高いハードルでの練習。
この練習でハードルを跳躍する感覚とスピードのバランスをつかみ結果につなげました。

【福部 真子 選手】
「(99cmのハードル)あの練習を始めてから、自分のタイミングや高さの作り方を体現できるようになってきているので、あの練習はすごく大事な練習だと思っています」

自身初のオリンピックまであと1カ月弱。
オレゴン世界陸上で強く感じた、世界との差を胸に準決勝進出を目指します。

【福部 真子 選手】
「2年前とは違う気持ちでスタートラインに立てるので、立った時にどんな景色が待っているのかというのは、すごく楽しみですが、やはり現実をみると世界のトップクラスの選手もかなりレベルを上げてますし、参加するだけじゃなくて、戦いに行きたいと思っているので、どの程度自分が戦えるのかなという少しの不安もあって、ちょっとモヤモヤしています」

<スタジオ>
福部選手、初のオリンピックにむけ期待と不安をみせていましたが山内さん、いかがですか?

【コメンテーター:TSS野球解説者 山内泰幸さん】
「おそらく期待と不安が交互に来ると思うんですけど、その感情をよく覚えておいてもらいたいです。自分の力がしっかり発揮できるように準備してもらって、晴れやかな気持ちで、スタートラインに立ってもらいたいですね」

福部選手、20日に平塚で行われる国内の大会に出場し、そして今月の29日にはパリに向けて出発。その後、現地で調整を行って8月7日の予選に臨みます。パリオリンピックでの活躍、期待したいと思います。