アメリカ軍岩国基地にオスプレイ配備へ 地元住民は「絶対に安全ということはない」「やめて欲しい」

7/15(月) 17:24

アメリカ軍・岩国基地に海軍の輸送機オスプレイが初めて配備される計画が15日、国を通じて岩国市に示され、地元からは安全性を懸念する声が上がっています。

岩国市役所では松本 尚 防衛大臣政務官ら防衛省と外務省の担当者が訪れ、福田 良彦 市長など関係者に配備計画を説明しました。

オスプレイは、これまでも給油のために岩国基地を経由することはありましたが、輸送機の機種変更に伴う今回の計画では海軍のオスプレイが岩国基地に初めて配備されるということです。
配備は年内にも行われる見通しですが、機体の数についてはまだ、明らかにされていません。

【岩国市・福田 良彦 市長】
「CMVー22(オスプレイ)についての安全性などについてより詳細な情報提供を求めていきたいと考えている」

オスプレイを巡っては去年11月、空軍の機体が岩国基地から飛び立った後、鹿児島県・屋久島沖で墜落し、乗組員が死亡する事故が起きていて、今回の配備計画に対し、地元住民からは安全性を懸念する声が上がっています。

【地元住民は】
「安全ということでやっているんだろうけれども空を飛ぶ以上、オスプレイに限らず(絶対に)安全というのはないですよね」
「やめてほしいよね。何かあってからでは遅い」

また、戦闘機の一部も、国内で初めての配備となる最新鋭のステルス戦闘機「F-35C」に更新される計画です。
福田市長は今回の説明を精査した上で、岩国市としての方針を示す考えです。