安芸津の伝統行事「三津祇園祭」 広島大学の学生たちが大名行列に初参加 東広島市

7/16(火) 11:07

TSSのふるさと通信員から届いた地域の話題です。
東広島市安芸津町に伝わる「三津祇園祭」が新たな担い手も加わり、14日、行われました。

「三津祇園祭」はまちを練り歩く大名行列が見どころで、東広島市安芸津町で江戸時代に始まったとされています。
担い手が不足する中、初めて参加者をSNSなどで募ったところ学生や社会人32人が集まり、地元保存会のメンバーと練習を重ねおととい本番を迎えました。

【初参加の広島大学の留学生】
「初めて祭りに参加するのでとてもワクワクしています」

午後4時ごろ大名行列が出発。伝統の衣裳に身を包んだ学生たちは、地元住民と一緒に疫病退散を願いながらまちを練り歩きました。
見せ場である槍の交換は、本来の投げ渡しではなく雨のため手渡しになりましたが、見物客からは盛んに拍手が送られました。

【初参加の広島大学の大学院生】
「地域の方々の声援を背に歩きました」
【初参加の広島大学の大学生】
「『ありがとう』とか『ご苦労さん』と言ってもらえるのがすごくうれしかったです」

【地元住民】
「(祭りに)参加して地元を盛り上げてくださる。それだけですごく有難くって、とっても嬉しいです」

学生たちの力も加わり、新たな形で行われたことしの「三津祇園祭」はたくさんの笑顔で包まれていました。