「サダコ像」が盗まれる 足首の上から切断 地元警察が捜査 アメリカ・シアトル

7/16(火) 11:44

アメリカ西部・シアトルで広島で被爆して亡くなった佐々木禎子さんをモデルにした銅像が切断され、盗まれているのが見つかりました。

現地警察などによりますと12日、シアトルの公園にある広島で被爆して12歳で亡くなった佐々木禎子さんをモデルにした銅像が、足首の上で何者かに切断され、なくなっているのが見つかりました。

この銅像は、1990年に広島にある「原爆の子の像」をモデルにして地元の平和活動家らによって建てられたものでした。
このサダコ像をめぐっては2003年にも右腕が切断され翌年、修復されていました。

(シアトル市民)
「とても悲しい。人々がサダコ像に折り鶴を置く姿を見ていたから」
「サダコ像が切断されてショックだ。こんなひどいことをするなんて信じられない」

シアトル市では、高騰している銅を狙って電気自動車の充電用ケーブルなどが盗まれる犯罪が多発していて、警察は窃盗と、悪質ないたずらの疑いで捜査をしています。