核軍縮を議論「ひろしまラウンドテーブル」始まる 湯崎知事「未曽有の核兵器使用リスクに直面」

7/16(火) 11:58

国内外の有識者が核をめぐる問題について議論する国際会議「ひろしまラウンドテーブル」が16日から広島市で始まりました。

「ひろしまラウンドテーブル」は核軍縮に向けた取り組みを被爆地・広島から推し進めようと県が主体となっておよそ10年前から開催しているものです。

今年はアメリカや中国・ロシアなど6か国から、外務大臣経験者や研究者あわせて21人が参加。会議の冒頭、湯崎知事がロシアによるウクライナ侵攻やガザの紛争を踏まえ「未曾有の核兵器使用リスクに直面している」と訴えました。

【湯崎英彦 知事】
「今回の議論でこれまでの努力を具体化し、核兵器廃絶の取り組みを前進させる希望の端緒を開くものと期待」

会議はあすまでの2日間行われ、議論の成果は「ひろしまウォッチ」と題し国際社会への提言としてまとめられたのち今年9月に発表される予定です。