すべての核保有国に「先制不使用」求める 「ひろしまラウンドテーブル」政策提言まとめ閉幕

7/17(水) 18:57

核保有国を含む6か国の研究者などが核軍縮について議論する「ひろしまラウンドテーブル」は全ての核保有国に「先制不使用」などを求める政策提言をまとめることを確認し、閉幕しました。

【湯崎知事】
「核保有国や核の傘の下にある国々をはじめ関係国の責任を明らかにすることによって、各国に対し、核兵器廃絶に向けてしっかりと取り組んでいただくよう求めたい」

「ひろしまラウンドテーブル」は2日間の議論を終え、17日、核兵器廃絶に向けた初の政策提言「ひろしまウォッチ」の概略を発表しました。
ロシアが核政策の再検討を発表するなど、核兵器をめぐる国際情勢はかつてないほど厳しい状況にあるとして「ウォッチ」はNPT=核拡散防止条約に加盟していない国を含むすべての核保有国に対し「先制不使用」と「消極的安全保障」の約束などを求めています。

「ひろしまウォッチ」はことし8月5日に発表し国連の全ての加盟国に送付する予定です。