「リングギア」って何? シェア世界一のエンジン部品メーカーに潜入 安部友裕さんの「覇気」 

7/18(木) 20:00

安部さんのコーナー。今回は世界シェア1位!呉市のエンジン部品メーカーに潜入します。
いきます!覇気じゃなくてハギア!

【安部友裕さん】
「建物がめちゃくちゃきれいなんよ。これできたばかりなんかな。ほとんど汚れていない。きれいな…」

呉市苗代町に本社を置くベンダ工業。
今年で創業60年の歴史ある企業ですが、新社屋は3年前に完成しピカピカです。

【安部さん・ディレクター】
「ベンダって何なんやろう。ベンダ、歌であるよね。ベンダ、イヤ~って。すみませんでした」
「これです」
「結構重いよ。これ?なにか歯車みたいな?なんなんやろう、ヒントないんかな」

「ベンダ」とは一体何なのか…!?
建物に向かって歩いて行くともう1つの歯車がありました

【安部友裕さん】
「ちょっとねこれ、O(オー)を見て下さい。全部、O(オー)がね。これになっているんですよ。ほら、メイン商品ですよ、たぶん。俺使っているかね」
「使っています」
「マジで。家のどこかかな…風呂、お風呂」
「外です」
「バイク?車?」

今回はリング状の歯車で世界を動かすものづくり企業に迫ります。

【覇気!安部友裕のツイセキ】

ベンダ工業の常務八代裕次郎さんに案内をしてもらいます。

【ベンダ工業 八代裕次郎常務・安部さん】
「これは?」
「私どもベンダ工業の製品なんですけど、エンジンを始動するために必要なリングギアと呼ばれる製品を専門につくっているメーカーでございます」
「やはりそうですか。さっき表でベンダ工業ってO(オー)が全部これだったんですよ」

そう!リング状の歯車の名前は「リングギア」。
一般の人が直接目にふれる機会はほとんどありませんが、主に自動車のエンジン部分に取り付けられ、この歯車が回ることで車は動いているんです。

【安部さん・八代さん】
「歯車が合わさってぶるん!って」
「エンジンをかけるときにブルンっと言うその時に回転する製品でございます」
「これが回転するんですか」
「回転することでガラララと、野球で言うとなんなんやろうね。新井監督?」

安部さん、驚くのはまだ早いです。

【八代さん・安部さん】
「年間2000万個相当製造しておりますけど、独自推計ではございますけど、ただいま世界1位の20%くらいのシェアではないかと思っています」
「それがこの呉にあるんですか?呉の会社なんですか?」
「はい。創業も呉です」
「すごくない?」

このリングギアが世界の各自動車メーカーに供給されているんです。
そんなベンダ工業の「ベンダ」とはどんな意味なのか…
答えは隣のショールームに。

【安部さん】
「うわ、すげー!近未来の宇宙船のコックピットにいるような」

そこにはベンダ工業の製品を展示した異空間が広がっていました。
リングギアの元々の素材は「線材」と呼ばれる細長い鉄。
そこから、限りなく真円の歯車に仕上げていくんです。

【八代さん・安部さん】
「くるくるコイル状に巻き取っていってベンダ工業の社名の由来は曲げるというところから来ています」
「曲げる?」
「ベンド?というところからですね」

「曲げる」は英語で「ベンド」。
「ベンダ工業」は金属を自在に曲げる加工を得意とし、この部品「リングギア」の世界シェアトップに立っていました。

【八代さん・安部さん】
「先ほど安部さんに持ってもらったリングギアはこれくらいのリングギアでして。これくらいになりますと中型のトラッククラスのリングギアになります」
「結構重たかったんですけど、あのリングの重さでどれくらいに…」
「だいたい1.5キロくらいになります。
「ちょっとアウターマッスルに刺激がかかるかもしれないですね」
「筋トレには足らないかもしれないですね」

次週は…ほぼ全自動の製造現場に潜入。

「え、すげー。おおおおおお」

広島から世界を動かす「リングギア」をさらに深掘りします。

<スタジオ>
呉にあるベンダ工業という会社が世界シェアNO.1だと知っていましたか?

【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「知らなかったですね。このコーナーで広島から世界にどれだけ発信されているかと感じました。このコーナー来週も楽しみです」

全自動、導入されています。

最新の安部さんが手に持っていたから、中型トラッククラスのリングギアということで、あの周辺で一番大きいやつだとどれぐらいになるんだろう。すごく幅の広いリングギアということなんですね。次週もぜひご覧ください。