カープ前半戦2位で折り返し 12球団イチの投手陣「投手のMVPはアドゥワ、打者は小園」山内泰幸

7/22(月) 19:42

カープです。週末のタイガース戦を勝ち越しで終えて、カープの前半戦が終了しました。
改めて前半戦終了時点での順位表です。
昨年と同じ2位で前半戦を折り返しましたが、首位・ジャイアンツとは1ゲーム差。下も結構詰まっています。山内さん、ハラハラドキドキの戦いが続きましたね。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「しっかり優勝を争う位置にいるし、カープはとても良い戦い方をしているので、非常に楽しみ」

今シーズンのカープの前半の熱い戦いを振り返っていきましょう。
前半戦を振り返る上で欠かせないのは投手陣の活躍。6月7日のマリーンズ戦では、史上90人目のノーヒットノーランも達成しました。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「こういった記録というのは、チームに勢いをもたらしてくれる」

そんな大瀬良に負けじと他の先発陣も活躍を見せています。
去年、チームで唯一二桁勝利の床田は、ここまでリーグトップの9勝をマーク。
森下もここまで7勝、防御率はリーグ3位の1.49。先発3本柱が安定しています。

さらに山内さん、今年は何といっても先発の後を受ける中継ぎ陣もの踏ん張りも大きいですね。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「今年は森浦投手やハーン投手、黒原投手など左も台頭してきて、層が厚くなった。リリーフピッチャーの防御率2.02は12球団トップの成績。これはカープの大きな武器」

そして、つないで最終回には、絶対的守護神として栗林があがるわけですが、山内さん、安定感が違いますね!

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「勝っているゲームをしっかり勝ち切るというのが強いチーム。特に守護神の存在は不可欠だから本当に頼もしい」

後半戦も大いに期待が高まります。
一方打線では、この人が光りました。
チームが得点力不足に苦しむ中、打撃好調の小園が、チーム最多の43試合に4番で出場。
つなぎの4番としてチーム最多の31打点、大きく貢献しました。

さらにけがで出遅れた末包が5月8日に1軍に復帰すると、そこから自慢のパワーでチームを活性化。さらに末包がホームランを放つと、6戦無敗とチームを勢いづかせました。

そして山内さん、この人の活躍も忘れられません。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「代走のスペシャリスト・羽月選手。試合終盤のしびれる場面で出場し、何度も盗塁を決め、勝利に貢献しました。終盤にカープの武器があるのは相手にとっても脅威」

そしてチームに欠かせない次世代の台頭では、4年目の矢野が目覚ましい活躍を見せています。今シーズンは持ち味の守備に加え、打撃でも急成長。ショートのレギュラーに定着しました。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「彼のプレーを見ているとワクワクするし、チームを明るくしてくれるので、彼と菊池選手が二遊間で引っ張ってくれた」

ということで前半戦は投打ともに様々な選手の活躍がありました。
まずは投手陣ですが、チーム防御率が2.32と12球団トップ。中継ぎ陣の防御率2.02とこちらも12球団トップ

先発ではアドゥワ投手。中継ぎでは森浦投手や塹江投手などの左ピッチャーを中心に新しい戦力が素晴らしい活躍を見せてくれました。
山内さん、改めて本当に投手陣の活躍は大きいですね。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「12球団ナンバーワンの投手陣だと思う。点をあげなければ負けない」

勝てはしないが負けない、ということですね。
山内さんは、前半戦の投手陣でVPをあげるとしたら、どの選手ですか。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「アドゥワ選手。今年から先発に再挑戦して、先発ローテーションに入って投げてくれた。去年と役割が変わった中でも安定した投球で、6月までに5勝をマークしローテーションを守り抜いた、それを評価したい。中継ぎから先発に変わって、気持ちが楽になって、打者にどんどんストライクゾーンの中に攻めることができたので、マウンドの上での余裕が少し出てきたのではないか」

そして一方の打線ですが、小園選手は今年初めて4番に座りましたが、持ち味の勝負強いバッティングで頼りになる選手になりましたね。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「シーズン序盤から高い得点圏打率を維持し、一時は4割を超えていて、リーグトップだった。調子の波がある中でも打率も3割近くをキープ。今シーズンのセリーグはハイアベレージバッターが少ない中でチームをけん引するバッティング。全試合に出て打点31でチームトップ。素晴らしい」

5月7日のタイガース戦で、自身初の4番を打った。そこから始まった。
今年初めて4番を務めたということですが、山内さん、普段経験のない打順の難しさなどあるのではないですか。

【TSS野球解説者・山内泰幸】
「本人は重圧を少しは感じていると思うが、彼は自分の打撃スタイルを変えないでいけたことが非常に良かったと思う」

本当に頼もしい存在です。