絶滅危惧種 お盆の頃咲く「ヒゴタイの花」 今年は早めの開花 神石高原町の「町の花」 広島

7/25(木) 17:56

TSSのふるさと通信員から珍しい花の映像が届いています。

神石高原町の温浴施設「光信寺の湯・ゆっくら」の敷地内ではいま、瑠璃色で丸い形が愛らしいヒゴタイの花が咲き始めています。

ヒゴタイは、キク科の多年草で、茎の先に小さな筒状の花が集まって丸い形を作っています。古くから西日本を中心に広く自生していた花でしたが、全国的に減少し、現在は環境省の絶滅危惧種に指定されています。

日当たり・水はけのいい高原地帯などに分布していて標高400メートルから500mに位置する神石高原町では町の花にも指定されていています。
地元ではお盆の頃に咲くことから盆の花「ぼにばな」とも呼ばれていますが、例年に比べてことしは2週間ほど早く咲き始めているということです。

ヒゴタイの花はこれからさらに色づきがよくなり、見頃は来月中旬ごろまで続く見通しです。

花言葉は「実らぬ恋」一見かわいらしい見た目ながら、よく見るとトゲトゲしている様子から切ない花言葉となっているそうです。
葉には実際にトゲもあり観察の際には注意が必要だそうです。

人も花もほどよい距離感が大事なのかもしれません。