作業船が転覆し乗組員2人が死亡した事故 現場責任者の海運会社社長を書類送検 広島・大崎上島町

7/25(木) 20:19

去年9月、広島県大崎上島町沖で作業中に船が転覆し、乗組員の男性2人が死亡した事故で、呉海上保安部は、25日、現場の責任者だった海運会社の社長を書類送検しました。

この事故は、去年9月、大崎上島町にある小池造船海運の沖で、大型の台船を、曳航船で引っ張っていたところ最後尾の作業船「栄丸」がバランスを崩して転覆し、男性乗組員2人が死亡したものです。

2人は救命胴衣を着用していませんでした。

呉海上保安部によりますと、当時、作業は、曳航船と台船、作業船の「栄丸」の3隻をロープでつないで行われていましたが、速力のある先頭の曳航船が速度を落とすことなく作業をしたことで最後尾の「栄丸」がバランスを崩した原因と断定。

現場で作業を指揮していた小池造船海運の社長を業務上過失致死などの疑いで書類送検しました。