新たな変異株「KP.3」も 広島県に初の「新型コロナ医療ひっ迫警報」発令 感染対策の徹底を

7/25(木) 17:58

新型コロナウイルスの感染者が今月に入って再び急増しています。
県は独自の基準で運用を始めた「新型コロナ医療ひっ迫警報」を初めて発令し、感染対策の徹底を呼びかけています。

県によりますと今月21日までの1週間に県内で新型コロナウイルスに新たに感染した人は、1医療機関あたりで前の週のおよそ1・3倍にあたる11・38人でした。
10人を超えたのは5類移行後、新規感染者数が最多となった今年2月以来です。

さらに保健所別では呉市と福山市で、県が独自に設定した警報基準「13人」を上回り医療機関の負担が増す恐れがあるとして、25日付けで「新型コロナ医療ひっ迫警報」を運用開始後、初めて発令しました。

今回の感染では強い感染力をもつ新たな変異株「KP.3)ケーピースリー)」も確認されていて、夏休みで旅行や帰省など移動の機会が増えるため、県は手洗いや必要に応じたマスク着用など感染対策の徹底を呼びかけています。