岸田総理大臣の就任を祝うためおととし開かれたパーティーが政治資金規正法に違反するとして市民グループなどが刑事告発した問題で、広島地検は岸田総理など４人を不起訴処分としました。

不起訴処分となったのは、岸田総理や岸田文雄後援会の代表者などあわせて４人です。
告発状によりますと市民グループや大学教授は、おととし６月に広島市のホテルで開かれた「岸田総理就任を祝う会」について、総理の後援会が主催する政治資金パーティーだったと指摘。

岸田総理と後援会の代表など４人が収益の一部を裏金にするために主催者を「合同任意団体」と偽って開催し、政治資金規正法の告知義務違反にあたるなどと訴えていました。

広島地検は９日、岸田総理を嫌疑なし、後援会の代表者など３人を嫌疑不十分として不起訴処分としました。