岸田首相らの不起訴処分を不服 市民団体が検察審査会に申し立て「権力に忖度せず判断を」 広島

9/11(水) 17:49

おととし開かれた岸田総理大臣の就任パーティーをめぐり、政治資金規正法違反の疑いで告発された岸田総理らの不起訴処分を不服として、市民団体が11日、検察審査会に審査を申し立てました。

岸田総理と後援会の代表など4人は、おととし6月に開かれた「岸田総理就任を祝う会」について、収益の一部を裏金にするために、主催者を任意団体と偽って開催し、政治資金規正法の違反にあたるなどとして、市民団体など合わせて707人に告発されていました。

しかし広島地検は、先月、岸田総理を嫌疑なし、後援会の代表など3人を嫌疑不十分として不起訴処分としました。

この処分を不服として市民団体など15人が11日、検察審査会に審査を申し立てる書面を提出し、起訴相当の議決を求めています。

【岸田首相を刑事告発する会・山根岩男さん】
「審査会では市民目線で事実に基づいて、権力に忖度することなしに判断してもらいたい」