「葬儀代かけたくなかった」母親の遺体を自宅に放置 死体遺棄の罪に問われた男の初公判

9/12(木) 19:17

母親の遺体を自宅に放置したとして死体遺棄の罪などに問われている男の初公判が開かれ、検察は犯行の動機について母親の葬儀に費用をかけたくなかったことを明らかにしました。

起訴状などによりますと、元清掃員、品本和吉被告(50)は今年3月から7月までの間、広島市安佐南区西原の自宅で死亡した母親のヒロミさん(当時86)の遺体を放置した罪に問われています。
12日の初公判で品本被告は起訴内容を認め、検察側は犯行の動機について「亡くなった母のために葬儀代をかけたくなかった」と指摘しました。

また、「品本被告は母が倒れ、呼吸をしていないことを確認し、母が亡くなったと判断していた」と述べました。

次回の裁判は来月1日に開かれ、母親が死亡した後、品本被告が必要な届け出をせず、母親の年金およそ2万6000円を不正に受給した罪などの審理が行われます。