流通大手のイズミが広島市に展開するショッピングモール「ゆめモール五日市」が開業し、１２日、食品スーパーがオープンしました。

【野川キャスター】
「佐伯区五日市のメインストリート、コイン通りから一歩入ったところにオープンするゆめモール五日市。きょうその核テナントとしてゆめマートがまもなくオープンします」

「近隣型ショッピングセンター」と位置付ける「ゆめモール五日市」。
オープンモール形式で敷地内には８棟の建物に１６店舗が段階的に入る計画です。
１２日は、食品スーパー「ゆめマート」のオープンに多くの人が列をつくりました。

【近所から】
「ワクワクしてました。きょうは１１日、１２日という感じで」
Ｑ：指折り数えて待ってた？
「そうです」

今回、店側は特売品を掲載したチラシを事前に配布していませんでしたが、客は次々と売り場へと進んでいきます。

【野川キャスター】
「新鮮な魚介類が所狭しと並んでいる中で、こちらには骨を取った魚の切り身のコーナーも充実してます。手軽にすぐ調理して食べられる、これはうれしいですね」

店のコンセプトは「地域で一番頼りにされる店」。
子育て世代や日々、忙しく働いている人たちなどに向けて「小単位」と「簡便化」を意識した品揃えを行っています。

【ゆめマート五日市・佐々木靖朋 店長】
「この周辺の地域に住んでいる方がメインのターゲットになる。来店いただくたびに新しい発見がある、お気に入りの商品が増えていく、こういった楽しさを提供し続けていきたい」

敷地内には、来年の春に「ワークマン女子」、続いて秋には「ファッションセンターしまむら」が出店する予定です。

＜スタジオ＞
近隣がショッピングセンターということで、やはり生活しているところの近くに便利なものがあると嬉しいなあっていうのは本当誰しも思うことだと思います。

【野川キャスター】
きょうも午前中も含めて大変暑かったわけですが、皆さんも楽しみにしてたくさん待っていらっしゃいました。開店したときは。店内で待ち構えていたんですが、店内冷房が効いているのにお客さんの熱気感じるぐらい。それだけ期待が高かったということです。

今回、開業した「ゆめモール五日市」ですが、西区にある同じくイズミの「ＬＥＣＴ」、そして「ゆめタウン廿日市」に挟まれた場所にあります。

このすみわけをどうするのか。イズミによりますと「ＬＥＣＴ」と「ゆめタウン廿日市」は広域の客をターゲットにしています。

一方で、「ゆめモール五日市」が目指すのは小商圏なんです。
車で５分で来店できるおよそ３万８０００人が住むエリアを商圏として店づくりを行っているということなんです。

例えば食品の品揃えも夜は単身世帯向けのものを充実させたり、時間帯で品物の量を変えるといったことをして「地域に頼りにされる」店づくりをしていきたいということです。

そういった地域密着の思いはこんなところにも。
佐々木店長がこだわった売り場これ、全部、グミなんです。
グミは子どもたちに大人気！これだけあれば好きなグミが見つかると思いますけれども、地域の子供たちも集まって賑わいの場になったりするかもしれません。