「刑務所に入りたいと犯行」女性を刃物で脅して現金を奪った男 懲役5年の判決 広島地裁

9/12(木) 19:26

今年5月、廿日市市のショッピングセンターで女性を刃物で脅して現金を奪ったとして強盗の罪などに問われた男に広島地裁は懲役5年の判決を言い渡しました。

判決などによりますと、谷澤紘一被告(38)は今年5月、廿日市市新宮のショッピングセンターで女子大学生の背後から果物ナイフを突きつけ、「強盗だ、おとなしくしろ」などと言って脅し、現金およそ6000円を奪った罪に問われています。

12日の判決で広島地裁の小川貴紀裁判官は「過去に複数回服役した前科を有する被告人が直近の刑執行終了日から1カ月も経たないうちに犯行に及んだ」と指摘。

さらに、「被告人は社会での生活に馴染めず、再度刑務所に入りたいとの考えから犯行に及んだもので、精神障がいが影響を及ぼしていたとしても、強い非難が向けられるべきである」として懲役7年の求刑に対し、懲役5年の判決を言い渡しました。