米寿のボディービルダー「スーパーおじいちゃん」に密着 筋肉もトークもキレッキレ 広島
9/16(月) 20:30
特集のテーマは「敬老の日」です。
私、岡野が取材したのはとってもマッチョな「スーパーおじいちゃん」。
キレッキレの肉体とトークに注目です。
血管が浮き出た…太い腕。硬く引き締まった…背中。そして、ムキムキのたくましい脚。現役バリバリのボディビルダー金澤利翼さん。なんと、御年８８歳です。
【金澤利翼さん（８８）】
Ｑ：８８歳には見えないですね？
「センキューベリーマッチョ」
Ｑ：筋肉って何歳になっても大きくなるんですか？
「それを証明したいのが私。私は８８歳だけど、９０歳まで現役を貫こうと思っている」
ボディビルダーの競技に目覚めたのは２０歳のとき。
それまでは水泳部でオリンピックを目指していましたが、その夢はかなわず。
当時、体を鍛えるために行っていた筋トレがきっかけでボディビルダーに転向しました。日本選手権や年齢別のマスターズ選手権で、これまで、１６度の日本一に輝き、世界大会にも出場しました。
練習拠点は自らが経営するジムです。
事務処理や清掃など、毎日１２時間働き、夕方の２時間だけトレーニングに取り組みます。およそ６０年間続けているルーティンです。
ただ、年を重ねるごとに、避けられない悩みそれは筋肉の回復時間が遅くなってしまうということ。
そのため、一日に一つの部位しか鍛えません。
この日鍛えるのは、肩。
両手の幅を広くとることで難易度はかなり高くなるということですが…、金澤さん、難なくやってのけます。
【金澤さん】
「筋肉をとらえて効かせる。これは若い人でもお年寄りでも全部大事なこと。ただやるだけはダメ」。
８８歳…人生の大先輩の頑張る姿にジムに通う会員は…。
【ジム会員】
「人間としても、すごく目標を持たれているのでそれに向かって進まれているので尊敬している。頭がすごくシャープで、あっそういうことねって、ダジャレも好きです」
たくましい筋肉を保つ秘訣。
それは、毎日作る食事にあるといいます。
【金澤さん】
「（椎茸は）活性酸素を除去する働き。いつまでも若くおるための秘策。本当に質素な食事を心掛けています。だからその基本は、腸を汚さない。ちょう（腸）いうことよ。（そういうこと？）腸いうこと」
こちらは１番豪華という朝食のメニューですが…雑穀米に、味噌汁、納豆と確かに質素。ちなみに昼と夜はお米のみ、だそうで、５０歳になってからこのスタイルを貫いています。
【金澤さん】
Ｑ：飽きないですか？
「おいしい。体にいいものを求めていますから、ベリーデリシャス。ＯＫ？」
さらに…。
【金澤さん】
「こうやってね、天気がいいときは、いつもビーチに行くんですよ」
ジムから車で１０分のところにある、海浜公園。ここでおこなうのは…。
【金澤さん】
「独りぼっちである意味寂しいと思うかもだから、いつもこれを聞いて」
Ｑ：ラジオ！いつも何を聴かれている？
「これ（米軍岩国基地の）岩国放送ＡＦＮ）。これ聴きながら英語を勉強」
Ｑ：なぜ英語を勉強？
「世界（大会）にいかなければいけない」
そう、ボディービルダーにとって大切な”日焼け”です。
【金澤さん】
Ｑ：この連日の猛暑厳しいでしょ？
「猛暑でも大丈夫」
Ｑ：大丈夫？
「もうしょん（猛暑）なことはないよ。ふふふ」
肉体だけでなくトークもキレッキレです。
そして、この場所でも、ポージング。
【金澤さん】
Ｑ：話しかけられたりしませんか？
「横目でみんな見て通る。勝ちたい一心で、こんな努力をしないと簡単には勝てないと、１６回の日本一で経験しているからね」
近づく９０代…それでも努力をし続ける理由。
そこには、亡き妻の存在がありました。
【金澤さん】
「結婚したときから私のボディビルに対する情熱とわがまま全部かなえてくれた。１番になって表彰してもらうときに、天国の奥さん喜んどるかなといつも思う。だから喜ばせたい。それだけ」
目標は、９０歳までに「２０回の日本一」の勲章を獲得することこと。
まもなく１７回目の挑戦が待っています。
【金澤さん】
「ベロベロを取りたい。年を取ったら取りにくい…」
老いていく肉体と向き合ってきたからこそいま、伝えたいことがあるといいます。
【金澤さん】
「私が頑張ることで世のおじいさんおばあさんにね、頑張ったらこうなるんだってこと、なんでもいいからそれぞれ自分の好きなことに対して努力をする。あきらめてはいけない。努力したら、きっと上達すると思う。サンキューベリーマッチョ、マッチョ！」。
「最後まであきらめてはいけない」
同世代に…そして、自分自身にこの思いを伝えたい。
金澤さんの挑戦はまだまだ続きます。
＜スタジオ＞
たくさん笑わせていただいて、たくさん元気をもらったんですけれども、やっぱり一つの目標に向かって突き進む姿は、非常に刺激をいただきました。
実は、きのう（１５日）、金澤さん、福岡県で行われた年齢別のマスターズ選手権に出場し、見事、優勝を果たしました。
１７回目の日本一、達成です。
お電話で話を聞いたところ、「優勝は予定通り。次は１０月の日本選手権で出場最高齢記録に挑む」と意気込んでいました。
【コメンテーター：元カープ・山内泰幸さん】
「金澤さんを１０年くらい前から知っているんですが、新たな目標を設定されて、それに向かって努力されるっていうことは人間の可能性を証明してくれてますね」
私、岡野が取材したのはとってもマッチョな「スーパーおじいちゃん」。
キレッキレの肉体とトークに注目です。
血管が浮き出た…太い腕。硬く引き締まった…背中。そして、ムキムキのたくましい脚。現役バリバリのボディビルダー金澤利翼さん。なんと、御年８８歳です。
【金澤利翼さん（８８）】
Ｑ：８８歳には見えないですね？
「センキューベリーマッチョ」
Ｑ：筋肉って何歳になっても大きくなるんですか？
「それを証明したいのが私。私は８８歳だけど、９０歳まで現役を貫こうと思っている」
ボディビルダーの競技に目覚めたのは２０歳のとき。
それまでは水泳部でオリンピックを目指していましたが、その夢はかなわず。
当時、体を鍛えるために行っていた筋トレがきっかけでボディビルダーに転向しました。日本選手権や年齢別のマスターズ選手権で、これまで、１６度の日本一に輝き、世界大会にも出場しました。
練習拠点は自らが経営するジムです。
事務処理や清掃など、毎日１２時間働き、夕方の２時間だけトレーニングに取り組みます。およそ６０年間続けているルーティンです。
ただ、年を重ねるごとに、避けられない悩みそれは筋肉の回復時間が遅くなってしまうということ。
そのため、一日に一つの部位しか鍛えません。
この日鍛えるのは、肩。
両手の幅を広くとることで難易度はかなり高くなるということですが…、金澤さん、難なくやってのけます。
【金澤さん】
「筋肉をとらえて効かせる。これは若い人でもお年寄りでも全部大事なこと。ただやるだけはダメ」。
８８歳…人生の大先輩の頑張る姿にジムに通う会員は…。
【ジム会員】
「人間としても、すごく目標を持たれているのでそれに向かって進まれているので尊敬している。頭がすごくシャープで、あっそういうことねって、ダジャレも好きです」
たくましい筋肉を保つ秘訣。
それは、毎日作る食事にあるといいます。
【金澤さん】
「（椎茸は）活性酸素を除去する働き。いつまでも若くおるための秘策。本当に質素な食事を心掛けています。だからその基本は、腸を汚さない。ちょう（腸）いうことよ。（そういうこと？）腸いうこと」
こちらは１番豪華という朝食のメニューですが…雑穀米に、味噌汁、納豆と確かに質素。ちなみに昼と夜はお米のみ、だそうで、５０歳になってからこのスタイルを貫いています。
【金澤さん】
Ｑ：飽きないですか？
「おいしい。体にいいものを求めていますから、ベリーデリシャス。ＯＫ？」
さらに…。
【金澤さん】
「こうやってね、天気がいいときは、いつもビーチに行くんですよ」
ジムから車で１０分のところにある、海浜公園。ここでおこなうのは…。
【金澤さん】
「独りぼっちである意味寂しいと思うかもだから、いつもこれを聞いて」
Ｑ：ラジオ！いつも何を聴かれている？
「これ（米軍岩国基地の）岩国放送ＡＦＮ）。これ聴きながら英語を勉強」
Ｑ：なぜ英語を勉強？
「世界（大会）にいかなければいけない」
そう、ボディービルダーにとって大切な”日焼け”です。
【金澤さん】
Ｑ：この連日の猛暑厳しいでしょ？
「猛暑でも大丈夫」
Ｑ：大丈夫？
「もうしょん（猛暑）なことはないよ。ふふふ」
肉体だけでなくトークもキレッキレです。
そして、この場所でも、ポージング。
【金澤さん】
Ｑ：話しかけられたりしませんか？
「横目でみんな見て通る。勝ちたい一心で、こんな努力をしないと簡単には勝てないと、１６回の日本一で経験しているからね」
近づく９０代…それでも努力をし続ける理由。
そこには、亡き妻の存在がありました。
【金澤さん】
「結婚したときから私のボディビルに対する情熱とわがまま全部かなえてくれた。１番になって表彰してもらうときに、天国の奥さん喜んどるかなといつも思う。だから喜ばせたい。それだけ」
目標は、９０歳までに「２０回の日本一」の勲章を獲得することこと。
まもなく１７回目の挑戦が待っています。
【金澤さん】
「ベロベロを取りたい。年を取ったら取りにくい…」
老いていく肉体と向き合ってきたからこそいま、伝えたいことがあるといいます。
【金澤さん】
「私が頑張ることで世のおじいさんおばあさんにね、頑張ったらこうなるんだってこと、なんでもいいからそれぞれ自分の好きなことに対して努力をする。あきらめてはいけない。努力したら、きっと上達すると思う。サンキューベリーマッチョ、マッチョ！」。
「最後まであきらめてはいけない」
同世代に…そして、自分自身にこの思いを伝えたい。
金澤さんの挑戦はまだまだ続きます。
＜スタジオ＞
たくさん笑わせていただいて、たくさん元気をもらったんですけれども、やっぱり一つの目標に向かって突き進む姿は、非常に刺激をいただきました。
実は、きのう（１５日）、金澤さん、福岡県で行われた年齢別のマスターズ選手権に出場し、見事、優勝を果たしました。
１７回目の日本一、達成です。
お電話で話を聞いたところ、「優勝は予定通り。次は１０月の日本選手権で出場最高齢記録に挑む」と意気込んでいました。
【コメンテーター：元カープ・山内泰幸さん】
「金澤さんを１０年くらい前から知っているんですが、新たな目標を設定されて、それに向かって努力されるっていうことは人間の可能性を証明してくれてますね」
