来年の「パグウォッシュ会議」 広島市が「被爆80年事業」として支援へ 世界の科学者が核兵器廃絶を討議

9/18(水) 19:02

来年、広島で開かれる世界の科学者が核兵器廃絶などを話し合う国際的な会議、パグウォッシュ会議について広島市は、「被爆80周年記念事業」と位置付け支援する方針を明らかにしました。

【広島市・松井一実市長】
「(パグウォッシュ会議を)被爆80周年記念事業として位置付け、会議の成功に向けて、経費面とプログラム面でしっかりと支援していきたいと考えています」

松井市長はこう述べたうえで、世界中から集まる会議の参加者が被爆の実相に触れ若者と対話する機会をもうけることなどで、既に会議の事務局と調整していることを明らかにしました。

パグウォッシュ会議は「対立を超えた対話」を基本理念に掲げ、戦争と核兵器の廃絶を訴える科学者による国際会議で来年、20年ぶりに広島市で開催されます。

また、松井市長は被爆80周年という節目の年に広島で開催されることについて憎しみを乗り越えて平和を願う「ヒロシマの心」に通じると、その意義を強調しました。