新型コロナ「医療ひっ迫警報」解除 ピークは7月下旬~8月上旬 ウイルスの9割がKP.3系統 広島県

9/19(木) 16:20

広島県は19日、県内の1医療機関あたりの新型コロナ感染者の報告者数と中等症以上の入院者数が警報の継続基準を下まわったため、7月25日に発令していた「新型コロナ医療ひっ迫警報」を解除しました。

広島県によりますと9月2日から8日の県内すべての保健所で、1医療機関あたりの報告者数が8人を下回り、かつ中等症以上の入院者数が2人未満となり、警報の継続基準を下回ったということです。

6月中旬から報告患者数の増加がみられ、医療のひっ迫を避けるため、県は、7月11日に注意報、7月25日に警報を発令していました。

報告患者数のピークは7月29日~8月4日の週で、1医療機関あたり14.66人でした。
また6月以降に検出された新型コロナウイルスの約9割がKP.3系統でした。

去年の夏の1医療機関あたりの報告患者数がピーク時で15.92人だったことから、医療への負荷は、昨夏と比較しても大きくなかったと推定されるということです。