『覇気』じゃなくて『カツ』人気商品“カープかつ”の製造現場に潜入 美味しさの秘密 発見! 安部友裕

9/26(木) 20:00

元カープ安部友裕さんの『覇気』コーナーです。
【安部友裕さん】
今回は、皆さんが一度は食べたことがあるあの!駄菓子工場に行ってきました。
いきます!ハキじゃなくて「カツ」

【安部友裕さん】
「なんですかきょうは」
【ディレクター】
「上です」
【安部友裕さん】
「あれか?ビッグカツ?」

広島県呉市広に本社工場がある「すぐる」
半世紀前から全国に向けて駄菓子の製造・販売をしてきました。

【安部友裕さん】
「食べたことあるよ。小学校のとき、駄菓子屋に行ったりしてビッグカツ食べたけどあれ?」【ディレクター】
「これです」
【安部友裕さん】
「『カープかつ』やん。ちょっと待って『カープかつ』ね、カープに15年所属したのに食べたことがない」

現役時代からソースがかかった「カープかつ」は食べたことがなかったという安部さん!「覇気」ではなく「かつ」を注入です。

【安部友裕さん】
「思い出される。これはハム?っていうのを調べに行くということですね。どんなものをどんな風につくっているか」

今回は、世代を問わず愛されてきた「カツ」の製造現場に迫ります!

「すぐる」の工場長・冨田誠さんに案内をしてもらいます。

【安部友裕さん】
「1日何十万枚とか製造されるんですか?

【すぐる・冨田誠 工場長】
「1日13万枚くらいですね」
【安部友裕さん】
「13万枚!?ほーーー。広いスペースにポツンと1個だけなんですね」
【冨田誠 工場長】
「そうですね」
【安部友裕さん】
「これが2レーンあるわけではなく…」
【冨田誠 工場長】
「別の商品のレーンがあるんですけど、きょうは動いてなくて…」

1つのレーンからなんと1日に13万枚!「ビッグカツ」と「カープかつ」はすべて、呉にあるこの機械から全国に出荷されています。

【冨田誠 工場長】
「余分なものを飛ばして、最後ちょっと抑えて…」
【安部友裕さん】
「揚げとる!あそこ揚げとるやん!えー!一気に作られますね!本当に」
【冨田誠 工場長】
「1回流したら一気にいきます」

すぐるの「ビッグカツ」は1978年に販売が始まりました。
元々は1本10円のスティック状で売られていて、酒のつまみとして大人に人気となり、次第に家庭で子どもに人気が拡大していったのだとか…

板状の薄いシートに衣とサクサクのパン粉をつけ油で揚げるのですが、実はこのシートこそ味の決め手なんです!

【安部友裕さん】
「これは中身の部分ということですか」
【冨田誠 工場長】
「これがお肉と言いますか。(中身の)部分になります」
【安部友裕さん】
「食べたときにハム感があったんですけど、それは間違いないですか」
【冨田誠 工場長】
「ハムとは違うんですけど」

中身はハムではありませんでした。
この「不思議なシート」だけでも食べられるとのこと…一体どんな味がするんでしょう!

【安部友裕さん】
「魚介の香りが広がってきました」
【冨田誠 工場長】
「魚肉ソーセージ的な感じがすると思うんですけど」
【安部友裕さん】
「いいです。香りが。魚の香りがしています」

名付けて「魚肉シート」魚肉のすり身を使っていて、衣にガーリックパウダーやカレー粉、ソースなどを混ぜることで独特の風味を出しています。
1日13万枚の大量製造でも1枚1枚、均等に手間暇がかかっています。

【冨田誠 工場長】
「熱いので気をつけてください」
【安部友裕さん】
「熱いですか?」
【冨田誠 工場長】
「手袋をしているから分かりにくいかもしれないですけど、熱いですよ」

特別に揚げたてを食べさせてもらいました。

【安部友裕さん】
「うま!袋から開けて最初出したのとはまた違ったおいしさでこれ、家で買った『カープかつ』も、もう1度温めると、こういう風に食べられるかもしれないですね」

【冨田誠 工場長】
「近い状態まではできると思います」
【安部友裕さん】
「めっちゃうまい」

全国で愛され続ける「ビッグカツ」と「カープかつ」これからも一貫体制で安心・手軽に食べられる駄菓子をつくり続けます。

【安部友裕さん】
「本当に仕上がっていますね。仕上がっています。カープの選手のいつもキャンプ中くらい仕上がっています。(この機械が)キャンプですね。キャンプ。キャンプ期間を経て仕上がった。そういうことですね」
【冨田誠 工場長】
「はい、ありがとうございます」
【安部友裕さん】
「決めつけちゃいましたけど」

<スタジオ>
《試食》
「ビッグカツ」と「カープかつ」 「かつ」の響きがいいですね。
【安部友裕さん】
「勝って欲しいですね」