関東を中心に人気のスーパー「成城石井」が広島初出店 「いずれは海外に出ていきたい」開店前から長蛇の列

10/1(火) 17:30

ツイセキです。
JR広島駅構内に1日、老舗スーパー「成城石井」がオープンしました。
『広島初進出』となる今回の出店の狙いを取材しました。

【鈴木記者】
「午前10時前です。ずらっと列ができています100人、200人はいるでしょうか」

【東広島市からきた人】
「無添加のものもあるし、そこらへんのスーパーマーケットでないものがあるので好きです」

JR広島駅構内で待望の広島初出店を果たしたスーパーの「成城石井」

【成城石井 広島駅店 金原英吾 店長】
「2024年最大の新店ということでございまして、本日の目標売上予算は1000万円!」

【成城石井 後藤勝基 社長】
「きょう初日は笑って楽しくと言っていましたけど、相当たくさんのお客様が来て、それどころじゃないと思う。まずは乗り越えましょう」

いまから97年前の1927年に東京・世田谷区成城で創業し、これまで関東を中心に1都2府19県に展開。
今回の「広島駅店」は「214店舗目」です。

【鈴木記者】
「あちらの方はカゴにたくさん入っていますね」

【店員】
「さあ、こちら成城石井一番人気のチーズケーキでございまーす」

売り場には世界中からバイヤーが厳選した商品などおよそ6000アイテムが並んでいて、オープンと同時に買い物客が興奮した様子で店内を巡っていました。

【東京出身の客】
「(10年ほど前に)広島に来たら無かったので、今回のオープンがすごくうれしい。みなさんが買うチーズケーキではなく、私は6種類のチーズ、ちょっと塩味があるチーズケーキで私はこれが好きで…」

【徒歩圏内に住む人】
「この辺は普通のスーパーしかないので、ちょっとワンランク上のスーパーがあると楽しいですよね」

【孫から勧められた人】
「これがおいしいということで、これとこれがとってもおいしいらしいです。あとここではね、これがおいしいらしいです。私もう一つアップルケーキが好きだから、これも買いました」

オープンから2時間が過ぎても入店を待つ列が途切れることはなく、午前10時から正午までの2時間でおよそ500人が訪れる『盛況』ぶり…。

一方、今回の広島駅店は成城石井としては『最も西』の出店となります。
これまで関東で製造する人気の自家製総菜やデザートを鮮度を維持して運ぶことが難しく、隣の岡山県までしか出店できていませんでしたが、今年3月に新たな物流センターを大阪に稼働させたことで実現しました。

【成城石井・五十嵐隆 執行役員】

「やはり中国エリアの中心にある広島は私たちにとっては念願の場所だった。(広島の人に商品を届けられるだけでなく)広島のこのエリアが活性化すると世界中からお客様がどんどん集まってくる。いずれは海外に出ていきたいなというイメージは持っている。(東京に拠点を持つだけでなく)このグローバル都市の広島に拠点を置くというのは非常に重要な戦略でもあり、世界のお客様に成城石井の良さを知っていただくキッカケ、私どものアピールができればなと、そういう狙いもある」

<スタジオ>

【コメンテーター:広島大学大学院・匹田 篤 准教授】(社会情報・メディア論が専門)
「駅自体が日常と非日常の接点っていう機能を持っていますけど、やっぱりこういうスーパーが非日常を見つける空間になっていると思います。ちょっとイベントとか、お土産とか、自分のご褒美とか、いろいろ見つけられますね」