カープ小園海斗選手 打撃好調のヒミツは「細かい気付きを携帯にメモ」 チームで唯一全試合出場へ

10/4(金) 18:09

カープの話題です。
今シーズンチームで唯一、全試合出場を続けているカープ小園選手の特集です。
シーズンを通してチームを救ってきたバッティングの要因をTSS野球解説の山内泰幸さんが直撃しました。

今シーズン、チームでただ一人全試合に出場している小園海斗。
プロ6年目、数々の場面で頼りになるバッティングを見せた24歳の現在の思いに迫ります。

【TSS野球解説・山内泰幸さん】
― 今季まだ終わってないですけど振り返っていかがですか。

【小園海斗 選手】
「いろんな経験させてもらっているなと思いながらやっています」

― キャンプの時に全試合出ると言っていました。達成目前です。どう思っていますか

「そこだけは絶対達成したいなと思っているので、ケガだけはしたくないなと思いながら」

― 春先はストレッチを一生懸命やると言っていましたが、今でも継続している?

「継続していますし、連戦が続いていく中で、疲れとかはあるんですけど、特に大丈夫かなと思いますし、残り少ないんでやり切るだけかなと」

ここまで打率・安打数でチーム2位、打点チームトップの成績を残した小園選手。(9/28試合前時点)年間を通して好調だったバッティングですが、その裏には、ある秘密がありました。

― 打撃の中で変えたことは?

「大きくは変えたとかはないですけど、ちょくちょく、きのうまで良かったことがあれ?ってなることもあるので、いろんな引き出しの中から、引っ張り出して、きょうはこれがいいかなとか、やって迎えますね」

― 例えば引き出しってパッと5つくらい出るとかあるんですか?

「もっとありますね」

― もっとある?10個くらい?

「もうちょっと。細かいところも書いているので」

― ノートに書いている。

「いや、携帯に書いています。ノートはなくしたらいやなので」

― 今っぽいですね。携帯もなくす可能性あるじゃないですか。

「まあ位置情報とかで(笑)20~30個くらいあるんじゃないですかね。よくなかったこととか、良かったこととかは書くようにしています」

細かい気づきをメモに書き、ここぞの場面での、バッティングが目立った今シーズン。
実はバッティングだけでなく、盗塁やフォアボール、出塁率など多くの部門で、すでにキャリアハイを達成。どのキャリアハイが1番嬉しいのかを聞いてみると。

【小園海斗 選手】
「打点かなと思います」

― 打点!シーズン前は打点稼ぎたいとか思っていたんですか?

「まったく思っていなくて」

― なぜ打点が嬉しい?

「(今季の)ホームラン2本、両方ともソロなんですけど、それ以外の打点はHRじゃなくて、自分で打って」

― チームに貢献しているという意味合いが強い?

「そうですね」

― その中で4番を打ったというのもあるんですかね。

「4番打たせてもらっていて、HRを打っていなくても打点、得点圏もそうですし、それが仕事かなと思うので」

長く戦ってきたシーズンは泣いても笑ってもあと少し。(9月28日試合前時点)苦しいチーム状況の中でも、小園選手は前を見据えます。

【小園海斗 選手】
「怖いものはないと思うので、順位も順位ですし、上に上がっていくだけかなと思うので、追われる方が怖いかなと思うので、まあ積極的にやっていく。負けられないが、続くんで、チームのためになんとか1点ずつ積み上げて、勝ちに結び付けられるように自分でも頑張っていきたいと思います」

― 最後まで気を抜かないで

「頑張ります」

<スタジオ>
今シーズンは、自身初の4番起用など、新たな変化も多かったですが、シーズンを通して、チームの中心としての活躍が目立ちましたよね!

【TSS野球解説・山内泰幸さん】
「4番ということで、打点をあげることに喜びを感じていました。若い選手ですが、個人成績よりも、チームのことを考えているなと感じました。あした5日も出場してもらって全試合出場して欲しいです。内野手として難しいことなので、自信になりますから、しっかりといいプレー見せて欲しいですね」