「大長みかん」の出荷はじまる 猛暑でも甘みが詰まり美味しくできた 呉市・大崎下島

10/4(金) 17:50

県内有数の柑橘の産地、呉市・大崎下島では、特産品「大長みかん」の出荷が4日から始まりました。

呉市・豊町の急勾配の段々畑では、コクのある甘みが特徴の「大長みかん」が栽培されています。

この時期は最も早く成熟する「極早生」という品種の収穫作業が行われていて、農家の人たちは、やや青みが残る実を手際よくハサミで切りとっていました。

今年は記録的な猛暑の影響もあって全体的に小粒ですが、その分、甘味が詰まった美味しいミカンが出来たということです。

【生産者・小林時雄さん】
「日照りが続いたので、糖度も高くてみなさんに美味しく食べてもらえる」

収穫されたミカンは傷などを確認したあと、選果機で大きさごとに箱詰めされ、県内の市場を中心に全国へと出荷されます。
今年度、県内全体でのミカンの生産量は、ほぼ例年並みのおよそ8400トンを見込んでいます。