若者の転出超過対策、医療従事者の適正配置など 県民の気になる施策を徹底討論 広島県議会

10/18(金) 16:00

広島県では県民生活に関わる様々な施策を議論する議決機関として県議会が存在する。県議会は6月・9月・12月・2月の年4回の定例会に加え、災害など緊急時に臨時予算等が必要な場合には臨時会を開く。

県議会では、知事が考えた事業や施策の内容と、それに必要な予算や条例などが、県民のためになるか調査・議論し、その事業を実施するか否か、議決を行っている。

9月13日から10月1日まで開催された9月定例会の一般質問では、若者を中心とした転出超過による人口減少対策や地域によって医療従事者の偏在が生じることに対する医療人材の適正配置など様々な議論が交わされた。

また、県議会9月定例会には公共事業費など一般会計で約78億1300万円の補正予算案が提案された。このうち、JR芸備線の再構築協議会が鉄道利用の潜在的な需要などを調査する事業の一部を負担する経費として294万円が盛り込まれている。これらの補正予算案は賛成多数で可決・成立し、議会は閉会した。

さらに、県議会9月定例会が始まる前週には広島県と広島県議会の共催で、広島県子供議会を開催。県内の小中学生45人が、模擬議会を体験し、自分たちがよりよい社会をつくるために何ができるかを考えた。

県議会9月定例会や広島県子供議会の様子は10月19日(土)午前10時25分から「ひろしま県議会ダイジェスト」で放送する。