JR福山駅周辺の再開発 デザイン会議が意見交換「駅前の回遊性向上を」「スピード感持って進めて」

10/18(金) 18:23

福山市が進めるJR福山駅周辺の再開発について、今後の戦略などを示すデザイン計画案を検討する会議が開かれました。

「福山駅前デザイン会議」には福山市の職員と街づくりの有識者や事業者などおよそ30人が参加しました。
福山市はJR福山駅周辺を「働く・住む・にぎわい」が一体となり、居心地が良く歩きたくなる街づくりを目指し、2020年に再開発の戦略などを示したデザイン計画案を策定。毎年、この会議をもとに計画案を更新して、市民に公開しています。

18日の会議では現在、駅南口で進められているタクシー乗り場に人工芝を敷いて広場化にする実証実験などを題材に議論をスタート。
「戦略や実証実験の目的をより具体的に示すべき」「スピード感を持って再開発を進めるべき」などの意見が出ていました。

【参加した人】
「ウォーカブルや経済循環など基本的な方向性は打ち出しているので(戦略との)つながりをつけたほうがいい」
「(デザイン案を)駅前広場を起点に、誰もが歩いて回遊できるヒト導線の強化とすると、だんだんとヒト中心になる(イメージが)わく」
「もっと本格的に(事業者と)連携協定を結んで、ハードの整備も一緒にデザイン会議も含めて応援しながら進めていく流れを作らないとテナントが待ちきれない」

検討の内容を受けて、市は「再開発を加速するために関係機関と相談・協力しながら進めていきたい」としています。