被爆者の証言 高校生も注目 「ノーベル平和賞」受賞決定から1週間

10/20(日) 18:30

日本被団協のノーベル平和賞受賞決定から1週間。被爆者の証言に修学旅行で広島を訪れる高校生からも注目が集まっています。

【被爆体験証言者・八幡照子さん】
「ノーベル平和賞ってご存じですか。ご存じの方もらったのをニュースでご覧いただいた方いらっしゃいますか」

8歳のときに被爆した証言者の八幡照子さんは被爆体験講話の中でノーベル平和賞の受賞決定に触れつつ日本被団協の活動をたたえました。八幡さんは原爆で多くの人が苦しみながら命を落とし、残された人も心の傷が今も癒えていないと証言。北海道から修学旅行で来たおよそ130人の高校生に平和の尊さを語りかけました。

【被爆体験証言者・八幡照子さん】
「ノーベル平和賞というのは本当に大きな平和の賞なので(日本被団協が)核兵器をなくすために頑張ってきたということを皆さんに理解してもらえたらうれしいです」

【被爆証言を聞いた高校生】
「どれだけ人が体から心から傷つけられたのか実感しました」
「原爆の人々の思いも忘れずに生活していこうかなと思いました」

原爆資料館によりますと、修学旅行で訪れる学校の多くが被爆者証言を希望しているということです。